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Diary

『花歌は、うたう』が出ます2017年10月25日

◆穏やかな暖かい一日。
◆風もなく空は晴れ上がって本当に気持ちの良い秋の一日。むしろ陽射しがあって暑いぐらいだった。届いたのはもうすぐ発売の単行本新刊『花歌は、うたう』(河出書房新社)です。
◆実は先月発売予定だったのですが大人の事情で今月になってしまい、『猫ヲ捜ス夢 蘆野原偲郷』(徳間書店)の発売と月が被ってしまいました。この場を借りてお詫びします。
◆あまり説明することもなく、装幀のイラストとタイトルそのままの物語なんです。女子高生が歌う物語(^_^;)。祖母と母と、祖母の家で暮らす高校生の花歌(はなか、です)。父親は有名なミュージシャン〈ハルオ〉。でも、そのハルオは花歌がまだ小学生の頃に失踪してしまって、そのまま今も行方不明になっています。ただ、花歌の暮らしはそんなにも変わっていません。しっかりとした祖母が守る家で、公務員の母が家庭を支え、何不自由なく暮らしています。花歌も、ちょっと変わってはいますが、明るく元気な女の子。でも、幼い頃から花歌が発揮していた才能には周りの皆は気づいていました。〈歌う〉才能です。親友で彼女自身も吹奏楽でサックスの才能を発揮している睦美は、花歌に言ってみます。「自分で歌を作って、うたってみない?」。その日から、花歌のうたが、周りを動かしていくことになります。
◆物語は、花歌がうたうことと、そして行方不明になっている父〈ハルオ〉を周囲の人間が捜し始めることから始まります。
◆作中、花歌が自作の歌をうたうシーンがあって、歌詞も書いてありますが、もちろん僕の作詞です。曲も実はついています。僕がまだアマチュアミュージシャンだった頃、作詞作曲をしていましたけど、そのときには歌詞を書きながら同時に曲もつけていました。ほぼ同時にできあがるタイプです。でも女子高生が書く歌詞にしなきゃならないっていうのでめっちゃ苦労しました(^_^;)。ちょっと恥ずかしい感じです。
◆そういうのも含めて、楽しんでいただけたら嬉しいです。花歌の歌が聴こえてくれたらいいなぁと思います。

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