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Diary

春を待つ季節2020年01月01日

◆新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
◆今年は、いや今年からもう年末年始に実家に帰ることはない。自宅で夫婦二人で過ごす正月だ(いや正確には二人と一匹だけど)。
◆正月といっても普段から毎日ずっと二人でいるわけで、何にも変わることはなく、ただ食べるものがお雑煮とお節になるというだけ。二人の息子も特に帰ってくるわけでもない。便りのないのは元気な証拠だろう。僕もそういう息子だったから特に気にしない。
◆毎年同じことを書いているけど、新年を迎えたらもう雪国は〈春を待つ季節〉だ。実際には1月2月といちばん雪が多くなり寒さも一段と厳しくなって冬本番になるんだけど、それでも、どんどん陽が長くなり一日経つごとに春へと近づいていく。季節が冬になっていくんじゃなくて、春へと近づいていく。本当に、待ち遠しくてわくわくしてくる。そしてやってくる春という季節を喜ぶあの心持ちはやはり雪国に住んでみなければ味わえない。いいものなんだ。地元愛なんてものはまったくないし、どこでも住めば都と思っている人間だけど強いて北海道を離れようとも思わないのは、春という季節の喜びを味わえるからかもしれない。
◆毎年、締切りに追われる幸せな日々を過ごしている。今年も既に執筆予定が一杯だ。それをこなすだけで精いっぱいのような気もする。何かにチャレンジとか新しい地図ヽ( ´ー`)ノとか描いてみたい気もするけれども、現状維持できるということがもう本当に素晴らしいことだ。ありがたいと思う。その中でも、やっぱり今年こそ、という思いもある。もっといいものを、素晴らしいものを書きたい。
◆実は今年が五十代最後の年だ。だからどうだというのもないんだけど、六十代を迎える前に、おじいちゃんそろそろ免許返納を、と言われ出す前に、アクセルをベタ踏みできるもんなら踏んでみたいとも思う。
◆今年も、書き続けます。どうぞよろしくお願いします。

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