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Diary

卒業は人生に何度も訪れるだろう2019年03月02日

◆街が霞むほどにPM2.5が凄かった。
◆少し気温が低くなっていたけれどそれでもプラスだった。どんどん雪解けが進んでいる。これから雪国はどんどん汚くなってしまう季節なんだ。雪なんか融けるのと埃で黒くなっていくし、今まで雪に隠れていたゴミなんかもやたら出てくる。雪国では卒業の頃は桜ではなくとにかく汚いのだヽ( ´ー`)ノ
◆三月は卒業式がやってくる。今まで過ごした学舎に通うにもそれで終わり。クラスメイトたちとも別れてそれぞれに新しい場所へ向かう門出の日になる。皆様ご卒業おめでとうございます。大学生だった我が家の次男も卒業式はまだ先だけど、無事卒業の認定が来たようだ。就職も既に決まっているので、彼は今月末にはもう新社会人として、一人の大人として自分の人生を歩き始めることになる。
◆我が家の子育ても、終了だ。もう彼に渡していた学費と生活費の仕送りを入金することもない。もちろん親にとっては子供はいくつになろうと自分の子供でしかないからこれからも彼の人生をサポートし続ける。たまに電話があれば「金あるか?」と訊くだろう。ひょっとしたら「お金を貸してください」と泣きついてくるかもしれない。っていうか私も若い20代の頃に親に泣きついたことが何度もあるヽ( ´ー`)ノ
◆とはいえ、これからは子供たち中心ではなく、夫婦二人のこれからの人生を中心に考えればいい。子育ても卒業なのだ。
◆何かからの卒業は、学校だけじゃない。人生において卒業する場面はきっと何度かやってくる。結婚だってある意味では卒業だろうし、子供ができたときもそうだ。それまでの人生からは卒業して、がらりと変わる暮らしがやってくる。
◆自分のことを考えればそれまでミュージシャンを目指していたことを諦めて、就職を決めたときもそうだろうし、30歳のときに作家になると決めたときも、そして14年間勤めた会社を辞めたときもそうだ。今までいたそこから卒業して新しい人生を歩み始めた瞬間だったと思う。
◆大人なら誰もがそう言うだろう。「人生は甘くない」と。厳しいことも辛いことも悲しいことも山ほどやってくる。そういう人生で、夢と希望は生きていく力になる。学生時代に思ったり願ったりした夢や希望をどうか忘れずに、そのままにして新しい人生を歩んでほしい。忘れずにいれば、いつかその夢と希望を叶えるために今いるところを卒業する日が訪れるかもしれない。
◆夢や希望を叶えるための武器は、実は、夢や希望をその胸に抱えている人は、もう既に手に入れているはずだから。

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