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Diary

春は始まりの季節2019年02月23日

◆晴れ上がってどんどん雪が融けていく。
◆今期は雪が少ないな、と思っていたら二月になってからどかんと降って来やがって結局ここに家を建ててから20年、ベスト5に入るぐらいの積雪量になってしまった。本当に続けざまに雪が降ったので道内あちこちでもう勘弁してくれという声が上がっていたのだ。先日母たちの様子を見に深川市や旭川市に行ってきたが、相当いっぺんに降ったと話していた。まぁよくあることなのだけど、ここのところ、たぶん三年ぐらい江別市の我が家近辺は雪が少なかったのでね。けっこう雪かきはきつかったよ。
◆球春だ。プロ野球はそろそろキャンプを終えて練習試合やオープン戦に入ろうとしている(オープン戦はもうなくしてもいいんじゃないかって思うけどね)。そしてJリーグは昨日から始まり今日は一斉に初戦を迎える。プロ野球では我が北海道日本ハムは、攻撃陣の充実ぶりが目立っている(王選手がいいぞ!)。同じく北海道コンサドーレ札幌もそうだ。新戦力である攻撃陣の決定力に期待が高まっている。日ハムはもちろん優勝を狙える戦力だが、やはりまだ投手陣が弱い。もしも投手で誰か予想外の選手が二人ぐらい活躍してくれたらイケるかもしれないが、まずはAクラス入りが目標だろう。コンサは、優勝は無理だ。そのメンタリティに届くのにはチーム全体の経験値が浅い。ACL出場を狙うのが、高望みではあるけれど昨季の活躍を考えればそこに目標を設定するのが無難なところか。もしも今期ACL出場が叶ったのなら、その翌年からは優勝を目指せるか。それぐらいサッカーにおいてはメンタリティが大事なんだ。
◆ここの更新もメンタリティの部分だ(^_^;)。一度長く更新を休んでしまうと日々の執筆に追われてなかなかできなくなる。そもそもネタがないんだけど。
◆たくさんの執筆依頼が来ている。中には、まだ言えないけど「やっぱりそれが来たかー」という大きな依頼もある。本当に近頃は執筆体力が衰えてしまっているので、根本的なところでなんとかしなきゃなと思っているんだ。
◆春がやってくる。新しいスタートを切るのにはいい季節だ。我が家も次男が大学を卒業して社会人になる。二人の息子の部屋もこのまま物置と化していくのをどうにかしようと思っている。暮らしを整えるのには、いい季節になっていく。
◆この春に新生活を始める人も多いだろう。たくさんの望みを持ってほしい。希望や野望だ。どんなに小さくてもいい。ささやかでもいい。心に望みを抱えていないと、そこへ向かって足は進まないんだ。

『恭一郎と七人の叔母』が文庫になります2019年02月02日

◆大荒れの北海道。とにかく風が強い。ここ何日かは地吹雪が本当にひどくてもちろん雪も降って大変だった。今期は積雪が多い年になってしまいました。雪かきもマジ疲れる。
◆今日になってようやく強風も落ち着き、一息つけた。届いた見本は2月8日頃に発売予定の『恭一郎と七人の叔母』(徳間文庫)です。
◆これはよく覚えていますけど、徳間書店の担当編集さんと晩ご飯を食べながら「次の連載はどんなのにしますかねぇ」としばし悩んでいたんですよ。そのときにふっと「実は僕には叔母がたくさんいましてね」という話になって、「じゃあそれ行きますか」と(^_^;)。実際には叔母は五人しかいないんですが、パット・マガー『七人の叔母』という名作もあることだしちょっと乗っからせてもらって、叔母を七人にしました。
◆物語は更屋恭一郎という甥っ子を中心にして、それぞれに個性的な七人の叔母の人生と恭一郎の家族の物語を語っていくというものです。
◆もちろん、五人の叔母がいることで、それを材料にしたとはいえ物語の内容は全てフィクションです。僕の母が長女であり僕はいとこたちの中でも年上で、その辺の設定はそのまま生かしましたが、僕の叔母たちが全員こんなにも波乱万丈なおもしろい人生を送っているということはありません。ただ、僕の五人の叔母たちも本当にそれぞれが違う個性を持っているんですよね。年齢が近い姉妹なのにこんなにも性格が違うんだなー、と、それこそ若い頃から感心していました。そういう雰囲気は参考にさせてもらっています。いつものように、大きな事件などは起こりませんが、七人の叔母たちがどんな人生を歩んだのか、気楽に楽しんでいただければ嬉しいです。
◆こんな物語を書いたことを叔母たちには一切言ってないんですけどね(^_^;)。皆さんもう八十、七十代のご高齢なのでこんなところは見ていないと思いますが、謝っておきます叔母さんたちごめんなさいヽ( ´ー`)ノ
◆作中にも出てきますが、うちが長女の家だったので、僕らが幼い頃の盆暮れ正月などは、必ず何家族かが我が家に集まっていました。今は誰も住んでいない実家にはお客様用の布団が何組もあるんですが、それもむべなるかなです。叔母は五人ですが叔父も二人いるので、母のところは八人兄弟姉妹なんですよね。おじいちゃんおばあちゃんは米農家だったのですが、よくぞそんなにもたくさんの子供たちを育て上げたなぁと、本当に感心し、尊敬します。

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