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Diary

私の先祖は鳥取出身です2018年02月22日

◆雪かきで疲れた日。
◆今年も雪が少ないかな、と思ったらここのところで帳尻を合わせて来やがった感じ。慣れているとは言っても一晩で30センチほども積もられるとやはりきついのよ。
◆オリンピック女子カーリングの〈会話〉が随分話題になっている。試合中の作戦を決める会話が全部聞こえてくるのがカーリングのおもしろさのひとつなのだが、彼女たちの使う〈北海道弁〉がカワイイとか。
◆で、まぁ「うん、そうだねカワイイよねー」ぐらいにしておけばいいのだけど、あまりにも「?」なご意見ご感想がネット上に散見されるので、北海道旭川市生まれ旭川と札幌育ちの小説家であるわたくしが一言私見を述べさせていただくなら、個人的には〈北海道弁〉というものは存在しないと思っております。それは〈北海道全域における共通の独自表現〉という定義で、です(方言とはそういうものですよね)。
◆そもそも北海道は開拓された土地です。150年ほど前に屯田兵ならびに開拓民が全国各地(おおよそ20ぐらいの県)からやってきたのです。もうおわかりですよね。あちこちの県からやってきた彼らはそれぞれのお国言葉(方言)を使って話します。でも話が通じない部分もあるので標準語で話そうとしました。北海道全域において話す言葉が〈基本は標準語〉なのはそのせいです。
◆タレントもどきが使って有名になってしまった「なまら」とか「したっけー」などという言葉は北海道の一地方で使われていた〈訛り〉であって、北海道全域で使われる〈共通の方言〉ではないのです。実際僕は50数年の人生でその二つの言葉を使ったことありません。大人になってから初めて聞いたぐらいです。
◆広い北海道です。その地方地方で残ってきた独特の訛りや表現は確かに存在します。それらをひと括りにして〈広い意味〉で〈北海道弁〉と定義することも、解釈としては成り立つのでしょうけどね。
◆まぁ眉間に皺寄せてどうこう言うものでもないのでこの辺にしておきますが、我々北海道民は三代遡ればそもそもは皆さんのいる土地に住んでいて、開拓民なんだというのは歴史として知っておいてくださいね。
◆ちなみに私の先祖は鳥取出身です。三代前の〈四代目小路〉が開拓民として北海道に渡ってきました。

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