SHOJI YUKIYA OFFICIAL SITE sakka-run:booklover’s longdiary since 1996.12.18

Diary

これがバズるというものか2018年07月13日

◆さほど気温は上がらないのに蒸した一日。
◆相変わらず調子が上がらない中、締切りは玉突きを起こしていてもうどうしていいかわからないけど頑張って書いている毎日。身体の調子は、うーん何だかなぁ、という感じ。どこかが痛いとか苦しいとかはないけれどもやっぱりどっか不調と言えば不調。
◆そんな中で、Twitterでバズってしまった。そもそもTwitterはもう暮らしの一部になっていて情報収集のツールでもあり、執筆の気の乗らないときの慰みであり、同時に小説家としての営業ツールでもある。そんな感じで続けているんだけど強いてウケようとかそんなのは微塵も思っていない。なので、そのツイートもいつもの感じで何の気なしに書いたものだ。
〈以前、パーティが終わり帝国ホテルからタクシーに乗った。しばらく走ると運転手さんが「作家の方ですか?」と訊いてきた。「はい」と答えると読書好きだと話し出した。「物語ってどういう時に思いつくんですかね」と訊くので「たとえば、今ですよ」と言うと運転手さんは「それは嬉しいな」と微笑んだ。〉
◆これがバズってしまった。今現在でRTは34,243で、いいねは135,572というものすごい数。びっくりしたよ。何事が起こったのかと。そしてフォロワー数も一気に2,000人ぐらい増えた。皆さん、短編小説を読んだようだ、とかこれがプロか! とか、才能を見せつけられた! とかものすごく褒めてくれていたんだけど、いや全然そんなことなくて、そもそも単なる事実をそのまま書いただけですからね。
◆何年前かなぁ。たぶん三年か四年か、とにかくそれぐらい前。帝国ホテルだから集英四賞のパーティかそれとも直木賞だったか。覚えてないけど、たまたま近くにいた何人かの編集者に見送られたし運転手さんもパーティがあるとわかっていたみたいだった。それで「作家の方ですか?」と話しかけてきたんだ。北方先生の小説が好きだって言ってた(^_^;)。東京駅の定宿で下ろしてもらったんだけど、僕の名前は知らなかったけど〈東京バンドワゴン〉のタイトルは書店でよく見かけるとかで知っていた。今度読んでみますって言ってくれた。あのときの運転手さん、僕の本を読んでくれたかなぁ。

ページトップへ