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Diary

自覚と敬意と尊重と2016年11月21日

◆曇り後晴れ。isowthe
◆午前中に北海道日本ハムファイターズが優勝パレードを行い、午後からは北海道コンサドーレ札幌がJ2優勝とJ1昇格を懸けた今季最終戦。今季のJ2の混戦っぷりを象徴するかのような〈他の試合の途中経過からするとお互いに引き分けで全然オッケーでむしろ攻めてカウンターで点取られたら元も子もないからDFでボール回そうよ〉状態が生まれ、お互いに暗黙の了解で自陣でボールを回し続け最後の十分間が過ぎるという珍しい試合。ブーイングもあるだろうが、これは〈結果を求めるために最善の手を尽くす〉プロの試合。文句を言う筋合いはない。まぁこの試合だけ金払って観に来た奴はつまらん試合だと文句言うかもしれないが全部観るようなサポーターになってから文句言えってもんだ。
◆プロは、結果が全て。どういう過程を辿ろうが最後に残った者だけが勝利の美酒を浴びる。もちろん死力を尽くして負けた者へ思い入れる浪花節も好きなんだが、プロは結果なんだ。サッカーワールドカップで1位になったチームにだけ金色の雨が降り注ぎワールドチャンピオンの栄誉を与えられるように。
◆プロとしての自覚を持つことはものすごく大切なことだと思う。同時に、素人はプロに対して敬意を持つことも。互いを認め合うことでそこにいい関係ができあがる。それはどんな仕事でも業界でも同じことだと思う。今はそれが少し崩れている時代じゃないか。だから、どうしようもないバカが幅を利かせたりする。
◆それを直していくのは、政治家じゃない。やはり普通の人たちだ。自分たちの仕事に誇りを持ち、相手を尊重し、互いに認め合って高めていくこと。特別なことじゃない。魚を買うときには魚屋さんを信頼して「今日は何がいいの?」って訊くんだ。魚屋さんは自分が仕入れた魚に自信を持って「今日はこいつがいいよ!」と言うんだ。美味しかったら「さすがね」と褒めてまたそこで買う。それだけのことだ。

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