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Diary

夏のゲートと『ベルセルク』連載頑張ってください2016年06月30日

◆晴れ。夏のゲートが開いたような暑い一日。sherockhanayone
◆昨日よりは風が強く、家の中は多少は涼しかった。ようやく北海道にも夏の匂いが漂ってきたわけで、これからの短い夏の季節をじっくり楽しみたいと思う。
◆夏の愉しみといえば、個人的には〈金鳥〉の蚊取り線香だ。それを蚊遣り豚に入れて焚くのだ。これこそ夏の香り。で、毎年言ってるけど金鳥さんの回し者ではないんだけど絶対に〈金鳥〉でなくてはならない。それ以外のメーカーだとただのお線香を炊いているような気になってしまうのだ。もうひとつは、座敷での昼寝だ。これこそ自由業者の特権だろう。暑い日に風の通り抜ける座敷で十五分ほどお昼寝するのだ。お腹が冷える体質なのでタオルケットはお腹に掛けるけどね。
◆あまり良くない傾向だなぁ、と自分では考えているんだけど、最近とみに物語の先読みをしてしまう。小説でも映画でも漫画でもドラマでも読みながら観ながら「これでほぼキャラも条件も出揃ったろう。するとラストはこう落とすか」と、考えてしまってもう結末を確かめたくなってしまうのだ。自慢ではなく一応小説家なんだからその読みは当たる。ほぼ100%当たる。当たらずとも道筋は読めるので「あぁそっちに行ったか」と思う。なんかもう純粋に楽しめないなぁと思ってしまう。いや楽しいんだけどさ。
◆それでも、先読みできない作品は存在する。写真のBBCの『シャーロック』シリーズもそうだ。これは本当に楽しみにしている。それと、マンガなら長期連載になっている『ベルセルク』だろうか。こちらはもう二十年以上連載しているがまだまだ終わりが見えないしどう展開させるのかも読めない。作者である三浦健太郎さんも、体調不良もあり「死ぬまでに完結できるだろうか」と周囲に漏らしているそうだ。いや読者である私たちもできれば自分が死ぬ前に最終回を読みたいと思っている。何せあと二十年かかるとしたら75歳になってしまう。せめてあと十年ぐらいで完結させてくださいと願う。
◆ひとつの物語を十年二十年三十年描き続けるというのは本当に凄いことだ。ましてや漫画ならば体力の消耗度は小説の比じゃないだろう。モチベーションを保つのも本当に大変だ。一年に一冊の、小説である〈東京バンドワゴン〉でさえ、気持ちをそこにアジャストさせるのに苦労することがある。
◆それでも書き続ける、描き続けるのは、やはり楽しいからだと思う。苦しくてしょうがないけど、楽しくてしょうがない。案外小説家も漫画家もマゾっ気が多いのかもしれないなヽ( ´ー`)ノ

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