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Diary

『そこへ届くのは僕たちの声』とサイン会2016年02月27日

◆晴れの良い天気。sokoebunsyun
◆2月の新刊『アシタノユキカタ』(祥伝社)のサイン会を〈三省堂書店札幌店〉さんが開催してくれました。少し気温の下がった寒い日でしたけど、たくさんの皆さんが来てくれました。小さいお子さんを連れてきてくれた方も多く、楽しかったです。ありがとうございました。差し入れもたくさんいただきまして本当にすみません。今後ともよろしくお願いします。
◆それから北大路公子大先生、再びのいきなりサイン会訪問ありがとうございますヽ( ´ー`)ノ。ちゃんと言ってから来てくださいね。祥伝社の担当編集も三省堂書店の店長さんも驚いていましたからね(^_^;)。
◆帰ったら見本が届いていました。新潮文庫から文春文庫に移った『そこへ届くのは僕たちの声』(文春文庫)です。装幀は写真のようになりました。作中に重要な舞台として出てくる〈天文台〉のイメージですね。発売は3月10日頃の予定です。
◆内容はまったく同じです。あらすじを紹介するのが難しい本だとよく言われるのですが、中学生の〈早川かほり〉と〈真山倫志〉、そして彼らの周りの大人たち。彼らを中心に奇妙な誘拐事件、植物状態の人を覚醒させる不思議な声、そして謎の〈ハヤブサ〉という人物。それらの謎がゆっくりと絡み合い、解けていき、〈遠話〉と呼ばれる不可思議な能力に行き当たります。そして起こってしまう大きな事件……彼らが行き当たる真実は何か。という感じの、SFファンタジーでしょうか。幼い頃に描いた宇宙への憧れという部分をバックボーンした部分も大きい作品です。デビューしてすぐに書き上げた〈アーリー小路〉な作品です。まだ未読の方はこの機会にぜひ。
◆こうやって十一年も前に書いた物語を思い出してみると、まぁよくこれだけ盛り込んで書いたな、というのが素直なところです。今だったらここに描かれた要素で三冊ぐらい仕上げてしまうかもしれません(^_^;)。

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