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Diary

星も翼もある。2016年01月19日

◆大荒れになっている北海道だが、我が家近辺はまだ穏やかな天候。desparade
◆SMAPの会見にかんしては、何を言っても憶測になってしまう。SMAPがこれからも続く(だろう)ということでひとまずは終わり。ただ、これだけの騒ぎを起こしたのだからこの先に何があってもおかしくはないだろうとは思う。
◆その騒ぎの熱も冷めないうちに、〈イーグルス〉のオリジナル・メンバーのグレン・フライ死去の報が入ってきた。〈イーグルス〉は僕の中では最高のアメリカのロック・バンドだった。アメリカのロック・バンドといえば〈イーグルス〉だった。もちろん他にもザ・バンドやドゥービー・ブラザーズやシカゴやドアーズやシルバーやヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど大好きなバンドはたくさんあったけれども、いちばん琴線に触れてきたのは〈イーグルス〉だった。特に『ならず者』は、なんだろう、まだ十九、二十歳の僕の精神の根っこになっていったようなアルバムだった。拙著『HEARTBEAT』や『HEARTBLUE』のシリーズはこのアルバムがベースになっている(歌詞をそのまま引用もしている)。それぐらい、大好きだった。今僕は自分のことをろくでなしなどと嘯いているが、いつまでもこのアルバムを心に置いておきたいからというのも、実はある。
◆憧れていた人たちが逝ってしまう度にここで書いている。彼らがいない世界をまだ生きていかなきゃならない。どんなことがあろうと最後まで歩いていかなきゃならない。いつか向こうに行ったときに、胸を張って会いに行けるように。
◆それにしても、デヴィット・ボウイに続いてグレン・フライだ。さすがにちょっとショックが続き過ぎだ。
◆ボウイという星を失い、イーグルスという翼ももがれた。でも大丈夫だ。星も翼も、この胸の内にある。血となって身体中を巡っている。だから歩いていける。

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