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Diary

ドラゴンクエストよ永遠なれ2016年01月13日

◆晴れたり曇ったり。穏やかな天候。dragonquest
◆ドラゴンクエストが30周年の年を迎えたそうだ。ということは、僕が24歳のときに出たのかぁと懐かしく思い出す。24歳といえばちょうどミュージシャンへの道を諦め、広告制作会社に入社した年だ。そうそう、その会社のメインクライアントは百貨店だったので、大人気で入手困難と言われていた〈ドラゴンクエスト2〉を玩具売り場の人に頼んで予約取り置きしてもらったんだ、と思い出した(大人気なくてごめんなさい)。
◆さらに大人気ないが、本当に夢中になった。今ももちろんやっているのだが(10は除く)、あのドラクエのテーマを聴くだけで血湧き肉躍る。実は妻も私も、今もってテレビCMでドラクエのテーマが流れると何をしていても一瞬手を止めて見てしまうぐらいに、ゲームをやっているときのワクワク感が心に刻まれている(だからあの車のCMもつい観てしまう)。
◆ドラゴンクエストが僕たちに与えたものは何だったのだろう。テレビゲームの中でもRPGというジャンルの素晴らしいおもしろさはもちろんだけれども、それだけじゃないように思う。あらためてしっかり真面目に考えたことはないのだけれど、個人的には初めて江戸川乱歩の〈少年探偵〉シリーズを読んだときの興奮と同じもののような気がする。心に何かがはっきりと刻まれる感覚はとてもよく似ているように思う。
◆それは、〈何かを探し求めること〉か。希求、と表現すればいいのか。力を持たないものが、困難に強い心で立ち向かい、智慧と勇気を得て、武器を携え、戦って勝利して平和を得る。名探偵が登場するミステリーと本当によく似ているじゃないか(まぁこの辺の話をし出すと〈物語創作論〉になっていくので深くはしない)。
◆きっと僕と妻は、90歳ぐらいになってよぼよぼでいつ死ぬかわかんない状態でも、ドラクエのテーマがどこかから聴こえてきたら一瞬でもシャキン! とするような気がする。すごいなぁ。いいもの作ったよなぁと羨んでしまう。
◆ドラゴンクエストよ永遠なれ。

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