SHOJI YUKIYA OFFICIAL SITE sakka-run:booklover’s longdiary since 1996.12.18

Diary

友よ2016年01月03日

◆曇り。気温高目のお正月。saikainomachi
◆36年ぶりになる高校時代の友人から電話があった。驚いたが、本当に久しぶりで、お互いに元気でやってることを確認できて嬉しかった。彼とは夏休みに自転車旅行を一緒にした。二週間ぐらいだったか、道央と呼ばれる北海道中心部をぐるりと回ってきたのだ。彼と僕とあと二人。合計四人のクラスメイトで一緒に走ったのだが、学校を出て以来彼らとは会うことはなかった。実際のところ学校以外でもよく遊んだすっごく仲良しの仲間だったかといえばそうでもない。ただ、クラスでは波長があって何かとよく話していた覚えがある。その自転車旅行が唯一の大きな思い出かもしれない。
◆小説家になってから、古い友人から突然連絡が来ることがたまにある。皆、僕が本を出して頑張ってるな、と喜んでくれていた。電話やメールの向こうに笑顔が見えると、こちらも嬉しくなる。歌の文句じゃないけれども、どこかの街で会ったなら肩を叩いて微笑んでほしい、と思って、こんな商売をやっているという部分も実はなきにしもあらず、だ。
◆理想は喫茶店の頑固親父だといつも言っている。僕がやっている店にふらっと懐かしい顔がやってきて「よぉ元気だったか」と笑い合ってコーヒー飲んで馬鹿話をして「じゃあまたな」と手を振る。そんな毎日が理想だ。
◆今のところ、僕の本がその喫茶店代わりだ。本屋さんで僕の本を見つけた古い友人が「小路か。がんばってるな」と微笑んで懐かしい気持ちになってくれたら、そして「会える日まで俺も頑張るか」と思ってくれたなら、本当に嬉しい。そう思って、書いている。
◆もちろん、本はそのままレジへ持っていってくれたらもっと嬉しいぜヽ( ´ー`)ノ

ページトップへ