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Diary

いつかやって来る日に。2019年09月22日

◆晴れたり曇ったりの日。
◆妻が二日ほど実家の用で留守にしているので(逃げられたわけではない)、猫と二人だけの生活をしている。まぁ特に普段と変わりはないのだが、犬は散歩に行くと大きい用を足すので心配ないけど、猫はいったいいつ大きい用を足すかわからない。猫のトイレは僕の机からそう遠くない場所にあって音がするのでしたのはわかるのだけど、先日は猫はゴムを飲み込んで、それが出てくるまでは気が気じゃなかった。要するに妻がいない二日間、執筆と猫が寝ているとき以外は猫の様子をずっと気にかけている。遊んで攻撃もあるしね。
◆今、実家の整理をしている。もっとも実際にしているのは実家の近くに住む姉であって僕は何にもしていないのだが。近い将来というか、もうすぐに実家がなくなる日がやって来る。もう誰も住んでいないし、あちこち修理しなければ住めないほどになってきて、そして誰も住む予定がないのだ。それで、姉と話し合って決めた。淋しい気持ちもないこともないが、これが人生だろう。
◆今住んでいる自宅も、やがて僕ら夫婦がいなくなる日はいつか来る。そのときに二人の息子はどうするのか、話してはあるけれども折りに触れて確認しておいた方がいいだろう。息子たちが後始末に困るようなものは、残していってもしょうがない。僕が作家という職業なので、僕が(そして妻が)死んだ後に息子たちには著作権継承者という仕事も残ってしまうのだ。まぁ二人の息子にお金が残せるとは思えないけれども、でも僕の死後に突然復刊して映画やドラマになって売れてお金が入る、なんてことはまったくない、とも言えないから、そこんところはきちんとしておかないと。
◆それにしても、自分がそのときのことを考える年齢になるなんてまったく信じられない。今も不思議だ。頭の中は十代の頃からまったく変わっていないんじゃないと思えるのに。
◆長生きしたいとはまったく思っていないけれど、僕は善人ではないので案外しぶとく生き残るのかもしれない。わかんないけどね。こうやってずっと文章を書いていけるのなら、長生きしてもいいけどさ。

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