SHOJI YUKIYA OFFICIAL SITE sakka-run:booklover’s longdiary since 1996.12.18

Diary

この言葉が大好きです。良いお年を!2016年12月31日

◆曇りがちだけどまずまず穏やかな天候。
◆今年も終わる。毎年のこの時期にあの原稿を書き上げなければならないとわかっているのに、毎年のように遅れてしまう(そうです〈東亰バンドワゴン〉シリーズの新作です)。もちろん、サボっているわけではなく、自分のスケジュール管理の甘さが原因なのだが、今年もついに年を跨いで書き続けなければならない。本当に担当編集さん並びに校閲さんには申し訳ないと思っている。クリスマスも年末も正月もなくずっと書いていますので、何とか新年早々には書き上げますので。
◆子供が生まれてから(突発的な事故を除いて)初めての自分の家で過ごす正月になる。もう、僕の実家には誰もいない。老いた母は今、施設にいる。妻の実家も、義母がひとりになってしまった。もちろん正月のうちにどちらにも挨拶には行くけれども。
◆人生はただ過ぎて行く。息子たちも今は二人とも家にいない。この年末に帰ってきて、ほんの数日間過ごすだけだ。かつての僕がそうであったように。家族というそこに集った人々の日々はそうやって繰り返されるのだと、この年齢になると実感する。社会に出ないとわからないこと、大人にならないとわからないこと、親にならないとわからないこと。人生はそういうもので満ちていて、それを知る度に、終わりに近づいていく。
◆今年もたくさんの本を出すことができた。この幸せな状況がおおよそ十年ぐらい続いている。すべて、僕の書く物語をおもしろいと思ってくれた編集さんと、出そうと言ってくれた出版社と、売ろうと思ってくれた書店さんと、好きになってくれた読者の皆さんのお蔭です。本当にどこを向いても感謝ばかりでどこにも足を向けて寝られないので天井に向けています(嘘です)。
◆本当に、ありがとうございました。
◆来年も、書けるだけ書きます。もっといい物語が書けるんじゃないかと55歳になっても思っています。どうか、また来年もお付き合いください。
◆良いお年を! 毎年書いていますが、この言葉が大好きです。誰もがこの年の瀬に、今までの感謝と未来への希望と思いを込めて掛け合う言葉だと思っています。
◆皆さん、良いお年を!

ページトップへ