SHOJI YUKIYA OFFICIAL SITE sakka-run:booklover’s longdiary since 1996.12.18

Diary

クリスマスにはクリスティとスティングを2016年12月13日

◆気温がプラスになった日。
◆大雪で交通網がマヒして北海道だけではなく全国に影響してしまったここ何日かなんだけど、今日は打って変わってプラスの気温。雪が融ける融ける。まるで春が来たかのように。まぁ冬の北海道はこういうもんだよ。自然には人間は決して勝てないのだ。畏れをなしてただ通り過ぎるのを待つ。そういうもんだよ。
◆〈クリスマスにはクリスティを〉というのは、その昔にイギリスの出版社が仕掛けた宣伝コピーだったそうだ(細かいことは忘れちゃったけどたぶんそう)。クリスティというのはもちろんミステリーの女王アガサ・クリスティのこと。それを知った一人暮らしを始めた頃の小路青年は「なるほど」と思い、クリスマスの日には一人部屋に篭ってアガサ・クリスティを読んだものだ。名探偵ポアロはもちろんだけど、僕のお気に入りは短編にしか出てこない愛の探偵ハーリ・クィンものが好きだった。ハーリ・クィンについてはそのキャラクタを詳しく説明するとネタバレになり兼ねないのでしないけど、普通の探偵じゃない。興味の湧いた方はぜひ。
◆ところが一人暮らしを始めた頃、何故か某チャンネルで映画『スティング』をクリスマスの日に放映していた。確か、三年か四年連続で『スティング』をやっていたのだ。どういうわけかはわからないけど、小路青年にとっては永遠の名作なのでもちろんそれも部屋で一人で観ることにしていた。つまり、19歳からしばらくの間、僕のクリスマスは〈クリスティとスティング〉だったのだ。
◆なお、念のために申し添えると当時の僕はモテたので彼女がいなかったわけではない。彼女がいるのにあえてそうしていたのだ。ま、若かったからね。それがカッコいいとか思っていたんだよね。当時の彼女の皆さん申し訳なかったですヽ( ´ー`)ノ
◆で、何で今日クリスマスの話題にしたかというと、修羅場になっているのでもうしばらくの間はここを更新できそうにもないからです。毎年訪れるこの修羅場を無事に乗り切れることを祈っていただければ幸いです。
◆では皆様、良いクリスマスを。

ページトップへ