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Diary

『アシタノユキカタ』について2016年02月04日

◆東京も札幌近郊も晴れ。ashitanoyukikata
◆東京では某書評雑誌のインタビューを受けてきました。来月には載ると思いますのでまたお知らせしますね。
◆そして家に帰ってきたら見本が届いていました。2月の単行本新刊『アシタノユキカタ』(祥伝社)です。もう一冊文庫の新刊『スタンダップダブル! 甲子園ステージ』(ハルキ文庫)も届いていたのでそれは明日にでもまた日記に書きますね。
◆『アシタノユキカタ』というタイトル。普通に漢字で書くと〈明日の行き方〉という風になるでしょうか。他にもいくつかの意味を込めてカタカナにしたので、その辺は読んでいただいて、いろいろ考えてくだされば、と思います。登場人物は何かを隠している男と、同じく何かを隠している女。どちらもそろそろ若いと言われる年齢を通り過ぎようとしています。そしてその二人に連れられて行くのは小学生の女の子。この三人、ある目的のために北海道から九州まで軽自動車で移動することになります。大きな事件があるわけではなく、単純に女の子の家庭の問題です。それぞれにそれぞれの思いが少しずつ重なり合って、ラストシーンに向かって進んでいきます。実は、もう二人、男と女で重要な登場人物がいるのですが、彼らにはほとんど台詞はありません。ないのにも関わらず、最初から二人はずっと物語に登場し続けます。
◆誰かのことを思い、自分のことはさておいて行動する。そうしたいと込み上げてくる気持ち。ざっくり言ってしまえば、ある友情の物語かもしれません。静かにゆっくりと愉しんでいただけたらな、と思います。よろしくお願いします。
◆装幀の雰囲気、良いですね。冬はなるべく車には乗りたくないんですが、こんな雰囲気の中ドライブをするのはいいもんです。

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