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Diary

明けましておめでとうございます。2021年01月01日

◆2021年の元旦の朝。
◆さっそく心新たに日記の更新から始めようと思う。写真は我が家の年賀状。今年は丑年なのでね。そして今年はついに60歳になってしまう。還暦だ。還暦といえばもうおじいちゃんの年齢だ。実際もう孫がいる方々がたくさんいる(我が家にはいないが)。そんな年齢になってしまうのだ。小説家デビューしたのが2003年なので丸17年が過ぎたことになる18年目か。
◆30歳、40歳、50歳と節目のときにもそれぞれ思ったが、もののみごとに精神年齢は変わっていない。20代、下手したら10代の高校生ぐらいの年のまんまのような気がする。むろん経験値による成長はあるものの、根本的なところはまるで変わっていない。困ったことにろくでなしのまんまだ。そのままでおじいちゃんになってしまった。たぶん、そんなものなんだろう。そのままで死んでいくんだ。
◆老いてますます云々とかで新しいことにチャレンジなどとも思っていないし、考えつかない。今まで通り、ずっと小説を書いて暮らしていけるのならそれでいい。ただ、いつか、連載や書き下ろしの依頼も途絶える日が来るだろうと思っている。そう遠くない未来に。そのときからが、また新しいチャレンジが始まるんだろう、と考えている。いや、そんなこと思ってるならさっさと新しいチャレンジしろよ、ってなもんだが。
◆今年は1月にまず『国道食堂 2nd season』(徳間書店)、そして毎年の春4月に出る〈東京バンドワゴン〉シリーズは番外編『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン』(集英社)。その他にも連載している『明日は結婚式』(祥伝社)、『駐在日記 君と歩いた青春』(中央公論新社)、『〈磯貝探偵事務所〉からの御挨拶』(光文社)、『花咲小路二丁目の寫眞館』(ポプラ社)『続・すべての神様の十月』(PHP)、と、それぞれが連載終了後に出る予定(来年になるのもあるかもしれないけど)。その他にも文庫になっていくものがあるし、文庫新刊として初の江戸時代小説『隠れの子』(集英社文庫)も出せる予定。
◆ありがたいことに今年もたくさん出る。新しい連載の話もある。還暦になるからと落ちついている場合じゃない。どうぞ今年もよろしくお願いします。
◆コロナ禍は今年一杯では収まらないだろう。日本の政治腐敗は極まるどころか留まるところをしらない。毎日のように僕は、僕に力があれば政治家とそれに群がる連中を全員まとめてぶちのめすのに、と、考える。でも、そんな力は1ミリもなく、どうしようもないので、物語を書く。

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