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Diary

魂に刻まれたものがある2019年03月31日

◆天気は良いけれど気温は意外と低い。まだ春は少し遠くにいる北海道。
◆また随分と更新していなかった。毎日変わりない暮らしを送っているからなんだけど、いろいろと変わっていくものはある。
◆歌手であり、そして俳優であったショーケンこと萩原健一さんの訃報が飛び込んできた。東京から帰ってきた夜のことだ。あまりのことにディスプレイを見つめたまま少しの間呆然としてしまった。忌野清志郎さんが亡くなったときと同じぐらいショックだった。初めてその姿を見たのはもちろんグループサウンズの雄であったザ・テンプターズのボーカリストとしてのショーケンだった。その頃は僕もまだ小学生だったからさほどの印象はなかったのだけど、何よりも俳優となった『太陽にほえろ!』のマカロニ刑事役だ。そして『傷だらけの天使』だ。カッコよかった。とにかくカッコよかった。ドラマの中の生き方は最低でも、最高のアウトローだった。そして『前略おふくろ様』『祭りばやしが聞こえる』『風の中のあいつ』エトセトラ……。萩原健一さんがそこに立っているだけで風が吹いてくるような気がした。中学生だった僕の考え方に大きな影響を与えたのは『俺たちの旅』という中村雅俊さんのドラマだったのだけど、萩原健一さんのドラマは演じた生き様は僕の魂みたいなものに生きるための傷を刻みつけてくれた。それは、心に力を与えてくれる傷だ。そういう傷をつけてくれるものが多ければ多いほど、人生は豊かになると思う。もっと、観ていたかったけどショーケンはさよならを言ってしまった。ありがとうございました! と、思いっきり腰を折って頭を下げる。向こうで会えるように、生きていく。
◆東京には打ち合わせの他に試写会にも行ってきた。これは仕事絡みなのだけど、そのうちにお知らせできると思います(まぁあの何度もお会いしてお話させてもらっている大物監督にまた会ってきたんですけどねヽ( ´ー`)ノ)。
◆あと、4月に発売する『アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン』のサイン会については、4月に入り次第詳しい情報をアップできると思います。
◆次男が大学を卒業して就職した。今頃は職場で研修を受けている頃だろう。住まいは職場から近い独身寮だ。社会人としての新生活とはいえ、彼は高校も大学もずっと寮やマンションの一人部屋で暮らしているから一人暮らしは慣れたものだろう。頑張れ、と。そして寝床と飯は用意してやるから辛かったらいつでも帰ってこいと。あとキャッシングはするなとかどんなに親しい友人でも保証人にはなるなとかネットの詐欺には気をつけてそして女性は泣かすなと言っておいたヽ( ´ー`)ノ
◆平成がもうすぐ終わる。時代は、確かに変わる。50数年生きてきて驚くほど変わってきたのをこの眼で見てきた。どんなふうに変わっていっても、その時に新しい風を吹かすのは若い人たちだ。生きることを楽しんでほしい。生きているから楽しいんだと感じてほしい。

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