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Diary

『花咲小路三丁目のナイト』が文庫になります。2018年11月28日

◆晴れたり曇ったり。寒いけど穏やかな一日。
◆『花咲小路三丁目のナイト』(ポプラ社)が文庫になります。12月1日頃に発売予定です。今日見本が届きました。
◆〈花咲小路シリーズ〉として書いてきたこの物語も、これで第四弾になっています。
◆実はこちらには特設サイトもあるんです。どこかのインタビューでも言いましたが、シリーズにしようなんて思っていなかったので、第一弾は『花咲小路四丁目の聖人』で、四丁目から始まったのです。単純に語呂が良いかな、と思ったんですよね。それで、二作目は一丁目に戻って『花咲小路一丁目の刑事』、『花咲小路二丁目の花乃子さん』、そしてこの『花咲小路三丁目のナイト』と続いてきました。その次の『花咲小路三丁目北角のすばるちゃん』はもう単行本で出ています。〈花咲小路商店街〉は四丁目までしかないので、この後も一丁目から四丁目の間でいろんなお店のいろんな人たちが主人公になっていく感じになる予定ですが、どこまで続くかはわかりません。売り上げ次第ですね(^_^;)。
◆三丁目にある〈喫茶ナイト〉は、この商店街で唯一深夜営業をしている喫茶店です。喫茶といいながら内情はレンタルビデオ屋のようなことをしています。おまけに〈夜の商店街を守るナイト〉なんていうふうに噂もされています。それもこれも店主の仁太が〈夜の人々の悩み相談室〉みたいなことをしょっちゅうしているからです。そこにやってきたのは、以前この商店街で暮らしたこともある仁太の甥っ子の望がやってきます。ある事情で会社を辞めてしまった望は、叔父である仁太と一緒に暮らしながら〈喫茶ナイト〉で働きますが、そこにやってくるのは……。というような物語です。
◆このシリーズはどこから読んでも一応話が通じるようにはなっていますけれど、どの物語でもたくさんの商店街の人間が出入りしますので、できれば一作目の『花咲小路四丁目の聖人』(ポプラ文庫)から読んでいただけると、大勢の人間関係をすんなり把握できるかと思います。また時系列も一作目からほぼ時の流れに沿って進んでいます。例外は、今現在連載中の『花咲小路一丁目の髪結いの亭主』ですかね。この物語だけは『花咲小路三丁目北角のすばるちゃん』の主人公で高校を卒業したばかりのすばるちゃんがまだ高校三年のときの時系列になっています。約半年ばかり戻る感じです。
◆実にユニークな人たちがたくさん住んで働いている〈花咲小路商店街〉の物語。今回も楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

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