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Diary

とりたてて何もなき平穏な日々2018年08月11日

◆晴れたり曇ったり雨が降ったり。
◆随分と日記を更新できなかった。原稿の締切りに追われているのは確かなんだけど、どうにもこうにもやる気スイッチが入らないというのもある。ちょっとどこかで区切りをつけて気持ちを入れ替えないとならないかもしれない。
◆お盆だ。ご近所さんも皆さんお盆で墓参りに出かけていったり実家に帰ったりしているようで、少しばかり静かだ。普段は駐車場にある車がないだけでも景色が変わって見えたりする。こちらは自由業の役得みたいなもので、お盆の時期を避けて墓参りも数日前に済ませてきた。実家には今はもう誰もいないので、立ち寄って仏壇に手を合わせるだけだ。妻の故郷も近いので、もちろんそちらの墓参りも済ませてくる。便利なようだけど二ヶ所寄らなきゃならないので、日帰りとなるとけっこう疲れるのだ。
◆何せ亡父は死ぬ前に〈小路家〉の墓を僕の名前で新しく造ってしまった。まだ生きているのに自分の名前が墓石の裏面にあるってのも何か妙な気持ちである。なので、一応死ぬまではきっちり墓参りしなきゃならない。で、僕の二人の息子には僕が死んだら一応骨は墓に入れて、その後は好きにしろと伝えてある。一回心臓をやっちまった身としてはいつ死ぬかわからんからね本当に。
◆世の中、力を持ったクズというのはたくさんいてそのクズに力を与えるバカというのも大勢いるもんで、本当に大勢のクズとバカに囲まれて生きている正直者は日々嫌なニュースに心を痛めるばかりだ。せめてもの慰みにと娯楽に目を移してもその娯楽の中にもしょうもないクズが混じっている、と。またそのクズみたいな娯楽を喜んでいる人たちもいるのだ。どうしたもんだかと溜息しか出てこない。
◆それでも、娯楽の中に素晴らしいものは出てくる。それを喜べる人もたくさんいる。これが〈いいものだ〉とはっきり言える国ではあるのだ。
◆まぁ世を憂いて愚痴ったり落ち込んだり呪ったりしないで、自分の作品もそう言ってもらえるように頑張らなきゃ。その手段を得た幸せな人間の一人として。

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