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Diary

踊ろうマチルダの新しい夜明け2017年09月27日

◆晴れたけど夜になって雨。もうすっかり秋なんだけど気温は高かった。
◆随分と日記の更新ができなかった。何をしていたのかというともちろん原稿を書いていた。書き下ろしの原稿や新連載の原稿や新人賞の審査委員で東京行きなどなどなどが重なり過ぎてしまって、各方面にギリギリの締切りを設定してもらってもう本当に毎日死ぬ思いで書いていました。それで心労で腹の贅肉が落ちてくれればいいのにちっとも落ちやしない。むしろストレッチをする精神的余裕もなかったので運動不足で増えたりする。
◆何とか各方面に致命的なご迷惑をかけないで原稿をあげることができて、通常の状態に戻れた。まぁ戻っても相変わらず締め切りがずっと控えているんだけど、これは本当にありがたい状況なのだ。こんな小説家にたくさん仕事を与えてくれて、感謝しっぱなしだ。
◆写真は友達のミュージシャン〈踊ろうマチルダ〉の久しぶりの新譜でフルアルバム『新しい夜明け』だ。もう既に発売しているしアルバムツアーも回っていて、好評を得ている。アルバムを出していない間にマチルダはいろいろと環境が変わって、心境の変化もいろいろあったみたいだ。その上での、文字通りの、『新しい夜明け』。成熟を通り超えて本当に新しい彼がそこにいると感じた。聖も俗も死も生も喜びも悲しみも何もかもを飲み込んでマチルダが手に入れた〈讃歌〉がここにあると思う。最高だ。
◆原稿に専念している間にも世の中では、どう言えばいいのかわからないぐらいいろんなことが起こっている。ニュースを見るとついついいろんなことを考えてしまって、それだけで気力を消耗するので見ないようにしているんだけど。何を考えているかというと、いつもここで言ってるけど、マシンガンでドラム全弾叩き込んでいる様子だ。誰に叩き込むかって? そりゃあもうあいつらですよヽ( ´ー`)ノ
◆デビュー作で〈違い者〉というものを描いた。それは今では使えない言葉になってしまっている〈気ちがい〉と同じ概念だ。普通の人間とは〈気が違っている〉人間は世の中に確かにいるんだ。僕は〈解す者〉として、あるいはそれらを見つめる〈稀人〉として、物語を書き続けているつもりだ。優しく、きれいで、楽しい、希望のある物語を。もちろん、その裏にあるものを見据えながら。
◆新刊は今年はあと三冊でる予定です。そして新連載もこの後またいろいろ始まっていきます。また順を追ってお知らせしますね。

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