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Diary

『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン』文庫です2018年04月19日

◆東京はいつ来ても暑いって毎回言ってますが、札幌も今日は20度になったとか。いいねぇ。
◆『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン』が文庫になりました。〈東京バンドワゴンシリーズ〉としては第11弾、そしてシリーズ10周年を迎えた年の本になります。
◆10周年に出す本だったので担当編集さんと少し特別なことをしましょうかと話し合って、今までも実現していなかった勘一の〈海外ロケ〉(^_^;)を敢行しました。勘一の年齢からしても、これが本当にギリギリだったのではないかというタイミングです。どこへ行こうか考えた末にやはりここはイギリスの古本屋のメッカであるロンドン・チャーリングクロス街ではないか! と。堀田家はマードックがイギリス人ですし、何かとイギリスに縁がありますからね。どんな顛末の物語になったかはどうぞ本編で楽しんでいただけると嬉しいです。
◆この辺り、単行本で出た際のご挨拶はこちらの〈東京バンドワゴンシリーズ〉のサイトで見られますのでぜひどうぞ。
◆そして13冊目になる単行本『ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン』(集英社)は26日頃に発売予定です。文庫本も単行本もどうぞよろしくお願いします。
◆シリーズはこれからも続けていける予定になっています。仮に打ち切りになってもそのときにはきちんとした形で最終刊だけはしっかりと刊行できると思いますよ(^_^;)。
◆お伝えしているようにサイン会は27日に予定されていますが、それとは別に単行本はサイン本を作ります。どこの書店さんに入るかはちょっと僕はわからないんですが、もしもお近くの本屋さんに入りましたらこちらもよろしくです。
◆〈東京バンドワゴンシリーズ〉の話題の中に紛れてしまいますが『踊り子と探偵とパリを』(文春文庫)が5月10日に文庫化されます! 1920年代のパリを舞台にして恋と冒険とミステリーを歌と踊りで彩ります。大好きなミュージカルを物語にするつもりで書き上げました。お願いばかりになっちゃいますけど、本当にこちらもよろしくお願いしますね。

サイン会があります2018年04月12日

◆暖かい一日だったけど夕刻から強い雨。
◆昼間の陽射しの強いときに窓を全開してみた。まだ少し風が冷たかったけど、気持ちよかった。もうすぐ窓を全開してずっといられる季節がやってくる。外から鳥たちの声や子供たちの声、風が過ぎる音などが聞こえてくるのは本当に気持ちが良いのだ。
◆そろそろタイヤを交換する時期だ。スタッドレスタイヤから夏タイヤに換えると車の足が軽くなった気がする。最初に乗った車は三菱ジープだったのだけど、あの車は特にそうなんだけどハンドルとタイヤが直結してるのが本当によくわかった。車の挙動が直に手に伝わってきて、路面状態も文字通り手に取るようにわかった。今の車は全然直結してる感じがしない。少し味気ない気もするけれど、その代わりに運転しやすさや安全性はとんでもないぐらいに凄い。何せちょっと変な運転するとすぐに〈ピピッ!〉と怒られるのだ。しかも勝手にハンドルを動かして真ん中に寄せられるのだ。ちょっと近所に買い物に行くだけで何度も〈ピピッ!〉と怒られてしまう。あの電子音を女性の声で〈ダメよ!〉と言ってほしいぐらいだ。何だったら〈このくそったれ!〉と罵倒してほしいぐらいだ。ご褒美かよヽ( ´ー`)ノ
◆今の若者は車にまったく興味がないって話で、実際うちの息子二人も車には興味がない(次男はバイク好きみたいだけど)。実は僕も若い頃から車に興味はなかった。免許も当時付き合って彼女に「ドライブ行きたいな」と言われて初めて「じゃあ免許取るかなぁ」とかなり消極的な理由だった。常に車を持ち続けているのはもちろん家族のためだった。今も好きで乗っているわけじゃないので、用がなければほとんど運転しない。しかも近頃は夜の運転が怖いので夜は親でも死なない限りは運転しないようにしている。もしも完全な自動運転システムができあがったら真っ先に試すかもしれないな。
◆オチのない話になってしまった。『ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン』の刊行記念のサイン会を開催してもらえることになりました。東京で三省堂有楽町店さんです。詳しくはこちらから。書店さんの迷惑にならない程度のお客様に集まってもらいたいので、どうぞ皆さんよろしくお願いします。

どんな仕事でも、それは誰かのためになっている2018年04月07日

◆冷たい雨が降った日。
◆もちろん僕は野球ファンであり北海道日本ハムのファンだから大谷くんをずっと見てきた。そのマンガを超える活躍を目の当たりにして「底が知れん!」と何度叫んだことか。本当に彼は凄いんだ。50年間プロ野球を見続けているけれど、彼のような選手は初めてだ。僕自身はピッチャーよりバッターとしてやった方がいいと思っていたからメジャーに行っても打つ方は心配ないとは思っていたけれど、まさか、だ。現時点で三試合連続ホームラン。わかっていたのに、驚かされる。そして大谷くんの笑顔が日本にいるときより生き生きしているように見える。子供のときからの目標だったメジャーの世界に立つことができて本当に嬉しいんだろう。きっとまた僕らの想像をはるかに超える活躍を見せてくれるに違いない。
◆フィギュアの羽生くんといい大谷くんといい、同じ世代で世界を驚かせる才能がその翼を羽撃かせるのを見るのは、本当に嬉しい。気持ちがいい。まだこの日本も捨てたもんじゃないと思える。強いて長生きしたいとは思っていないけれど、こういう若者たちの凄い活躍を見られるんだったら、長生きするのも悪くないなと思える。
◆写真は大好きなミュージシャン中山うりさんの新譜〈カルデラ〉。
◆才能ある人を羨むことはある。僕もミュージシャンになりたかったけど才能がなかった。それを高校時代に周りのアマチュアミュージシャンたちに思い知らされた。僕には何ができるんだろうと悩んだ時期もあった。広告制作会社に入っても、同僚のコピーライターやデザイナーたちは皆僕よりも凄い人ばかりだった。だから、自分にできることを一生懸命やって、毎日勉強して、少しずつできることを増やしていって、給料分の仕事ができるようになって、そして自分の楽しみのために給料を使えるようになっていって。
◆どんな仕事でも、それは誰かのためになっている。自分の暮らしを豊かにするために働けば、それは誰かのためになっている。生きるってことは、同じ時代に生きている知らない誰かと一緒に暮らしているってことだ。お互いに毎日楽しく過ごしていくためにそれぞれの場所でそれぞれにできることをやっているんだ。そうやって皆が互いに幸せになるために過ごしていく。
◆だから僕は、知らない誰かを遠いところから罵倒したり威圧したりする人間を一切信用しない。たとえそいつがどんなに社会的に成功していようとも。

新しき日々2018年04月02日

◆四月になった。晴れたけど風が強い日。
◆我が家近辺は田んぼの真ん中の住宅街で周囲に山などなくしかも川がたくさんあるので、春の始まりのこの時期は非常に風が強い。春の強風は風物詩みたいなものでそれが収まると北海道では本格的な春。桜も咲く時期になっていく。
◆僕は広告業界にいたのでAppleのMacが愛機なのだが、その中でノートブックパソコンでであるMacBook Proをずっと使っている。もう何代目になるかなぁ。Mac使いになって四半世紀ぐらいになるが、たぶん10台近くは使っているんじゃないか。
◆そして三、四年使っていたMacBook Proがそろそろヤバくなってきていたのはわかっていた。OSのアップデートなどでいろいろ不具合が出てきてそして挙動もおかしくなってきていたので。なので、早めに次代機を用意してここ何日かデータ移行や細かい調整などをしていた。何日もっていうのは遠隔地ゆえ頼んだ実機や周辺機器が届くに時間がかかるのだ(^_^;)。
◆その間、原稿が進められなくて、いやこれもいいわけで書こうと思えば書けたんだけどどうしてもそわそわしてしまって進まないのだ。新しいマシンをいじるのはいつだって本当に子供のようにわくわくしてしまうのだ。
◆四月。今日から社会人としての新しい日々が始まる人も多いだろう。入社式なども行われていたというニュースがたくさん流れていた。仕事は、そのまま自分の人生を作っていくものだと思う。自分の人生を生きるってことは、働くってことだ。何せ働かなきゃ食えないんだから(^_^;)。夢と希望をその胸いっぱいに抱え込んでいる人も、そうでない人もいるでしょう。いずれにしても社会に出ていく皆さんの前には新しい自分の生きる日々があります。それは見渡す限り自分で選んで自分で作っていける日々です。誰のものでもなく、あなたのものです。
◆あなたの人生が幸多きものになりますように。

〈It’s a small world〉みたいにさ2018年03月29日

◆晴れ。少し風が強かったけど、春の日。
◆もう雪は陽の当たらないところや雪を積み上げたところにしか残っていない。この数日間で急に融けていった。雪というのは大気中の塵や埃を核にして降ってくるものだから、当然のようにそれが融けたら後には塵や埃が残る。つまり、雪解けが一気に進むこの時期には道路には塵や埃や、雪に隠されてきたゴミでいっぱいになるのだ。一年の中でいちばん埃っぽくて見た目にも汚い時期だ。残っている雪なんか表面が土埃で真っ黒になっているからね。これから雨が降って埃や塵が流されて、そして各町内会では清掃をしたりする。冬の間のゴミっていうのはけっこうあって、一回りしたらゴミ袋がいっぱいになったりするのだ。それで、枯れ草の中から緑が見え始めてようやく草木が芽吹くきれいな春がやってくる。季節が変わらずにやってきて、日々の暮らしを送れることは本当に幸せなことだと思う。
◆写真は〈エレファントカシマシ カヴァーアルバム3 ~A Tribute To The Elephant Kashimashi~〉。俳優の高橋一生さんの歌もいいですよ。
◆未来が来ているような現代だけど、技術が進めば進むだけ今までわからなかったこともどんどん見つかってくるみたいだ。ニュースを見ていると、ダークマターのない銀河が見つかったとか、人体で最大となる器官が発見されたかもしれないとか、人が住んでいなかったと思われていたアマゾンの奥地に実は百万人単位で文明があったかもしれないとか、マジで? と言いたくなる。国や宗教や人種やその他もろもろの争いなんかしていないで、人類がひとつになって技術を発展させてそれぞれの文化文明を大切にして、過去の遺物や現在も残る様々な謎を追い求めていったら、人類はもっと良き方向へ発展していくんじゃないか。そういう時代は来ないものか。そういう風になるにはどうしたらいいのか。
◆ディズニーの〈It’s a small world〉みたいにさ。

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