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Diary

アンソロジーに参加してます2017年06月08日

◆曇りに雨に風に天気悪いな、という一日。
◆自著の刊行がずっと続いているので、ちょっと後からのお知らせになってしまったのですが、アンソロジーに参加してその本が出ています。『I Love Father』(宝島社)です。冲方丁さん、岡崎琢磨さん、里見蘭さん、友清哲さんに小路幸也という参加者です。いろいろと経緯があって原稿を書いてからちょっと長い間が空いています。〈書き下ろしミステリーアンソロジー〉と銘打っていますが、僕は休日のお父さんはカッコいいぜ、と歌う清志郎さんの歌のイメージで書き上げた短編『美女とお父さんと私』というもので参加しました(ま、そんなようなタイトルの別の歌がありますけどヽ( ´ー`)ノ)。アンソロジーのいいところはあまり読んでいない作家さんの短編も愉しめて、読書の幅が広がるところですよね。よろしければぜひ手に取ってみてください。
◆参加したメンバーの中では唯一、友清哲さんだけがお会いしたことあります。ライターさんであり編集者さんでもある友清さんは、実はアンソロジー『Happy Box』(PHP)で一緒に編集者としてお仕事をしました。ですからそこから生まれた『すべての神様の十月』(PHP)のある意味で生みの親でもありますね(^_^;)。友清さんお元気ですかー。
◆著作が70冊を越えているのに、実は短編集というものがほとんどない僕です。なので、アンソロジーは貴重な短編を書ける機会でもありますね。
◆短編はけっこう上手いと自分では思ってるんだけど、あんまり(ほとんど)依頼はないんですよねー。実は下手だって思われるのかなぁ(^_^;)。各社の皆様、短編の依頼もお待ちしております。

『東京カウガール』が出ます2017年06月02日

◆曇りに小雨に風。
◆今日からまた天候が悪くなって、何でも気温も下がるとか。10度ぐらいになる日もあるとか。まぁ外出しないからいいんだけどこの時期にそんなに下がると農作物への影響が心配。何せ我が家近辺は周りは田圃か畑で農家の皆さんの仕事を日々目にしているので。
◆今月の10日ぐらいに刊行される単行本新刊『東京カウガール』(PHP)の見本が届きました。本当に毎月新刊が出て申し訳ないです。
◆主人公はカメラマン志望の大学生、英志です。そういう設定前にもあったねと思うでしょうが(^_^;)、実は僕もカメラが大好きで、小学校の卒業文集には〈フリーのカメラマンになる〉と書いたほどなんです。それはともかく、暇さえあれば東京の街を歩き回り撮影していた英志は、ある夜、近所の公園で乱闘を目撃します。乱闘と言うよりは圧倒的な暴力。ケンカ慣れしていそうな男たちを一方的に叩きのめす現場を見て、思わず撮影してしまったのです。叩きのめしたのは、自分と変わらないぐらいの年齢の女の子。さらにその女の子は謎の行動をして去って行きます。
(あの子は、ひょっとしたら)。
その子の顔に見覚えがあった英志はあるとこを訪ねて……という感じで物語が始まります。
◆不穏な幕開けで、警察やあぶない連中の話もやたら出てきます。悲しい事件の話も多く出てきます。でも、本格的なサスペンスとかではなく、実は典型的なボーイ・ミーツ・ガールのストーリーです。何だか久しぶりにこういうちょっと変奏曲のラブストーリーを書いたような気がします。タイトルにはそんなに深い意味はありませんが、まぁいろいろ僕の個人的な思い出や思い入れを込めたものです。舞台となる東京のあちこちの街も、個人的によく知っている場所ばかりです。気軽に愉しんでいただけたら嬉しいです。
◆タイトルに〈東京〉がつくのもこれで何冊目でしょうね。そんなに意識しているわけでもないんですが。やはり、自分の中にある〈ドラマ〉はどうしても小さい頃から映画やドラマや小説・マンガで感じてきた東京になってしまうんでしょう。

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