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Diary

『アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン』が文庫になります。2021年04月11日

◆もう新しい本が出たときしかこの日記を書かなくなってしまった。常に書きたい気持ちはあるのだけど、どうしてもそのエネルギーが足りない。原稿を書くので精一杯になってしまっているのだ、という同じいいわけをずーっとしているね。
◆4月になって〈東京バンドワゴン〉の季節になりました。今年もまず文庫から、シリーズ第14弾『アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン』(集英社文庫)が20日ぐらいに発売になります。今日、見本が届きました。
◆さて実は〈東京バンドワゴン〉シリーズはちゃんと特設サイトがありましてこちらです。そしてそれぞれの作品解説もありますので、ここで長々と書くよりも、『アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン』はこんな物語です。こちらをちょいとクリックして読んでいただければな、と思います。
◆読んでいただけましたね?(^_^;)。
◆前作『ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン』で病に倒れてしまった我南人のバンドメンバー、ボンさんなどのエピソードをこの巻でも引き続き受け取り、人生の中で誰にでもやってくる悲しい別れを扱った巻になりました。明るく楽しいホームドラマである〈東京バンドワゴン〉ですが、光と影が表裏一体であるように、出会いもあれば別れもあるのが人生です。とはいえ、いつものように賑やかに楽しい一年を過ごしている堀田家の日々を楽しんでいただければと思います。
◆さて、間もなく特設サイトで今月末にでる新刊『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン』の紹介も掲載されると思います。そちらでも少し触れていますし毎度お伝えしていますが、皆さんと同じように歳を取っていく堀田家ですが、毎巻最後の季節が被り(冬で終わったら次作もその冬から始まっています)、そして番外編も四年に一回入っていてその一年は堀田家ではなかったことになりますので、実はリアルタイムではなく皆さんより数年前の時代を生きています(厳密に計算すると何年前かは出てきます)。ですので、今世界中を覆っているコロナ禍はまだ堀田家が生きる世界では訪れていません。とはいえ、数年経ってから堀田家にやってくるコロナ禍をきっちり描くのは正解なんだろうか、という思いもあります。この先、また来年から始まるであろう〈本編〉で堀田家かどう過ごして行くのかは、これからゆっくり考えます。
◆海外ではワクチン接種が進み、少しばかり日常が戻ってきた感がある国もあるようですが、日本はまだまだです。この先、国内のコロナ禍が落ちつくのはどう考えてももう一年は掛かるでしょう。私たちにできることは、とにかく感染予防に努めることのみです。そして、変わってしまった世界の中の苦く辛い日々の中でも、生きる楽しみを見つけて大事にして毎日を暮らすことです。
◆さて、これからの刊行予定ですが、今月は、この『アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン』(集英社文庫)、そして新刊単行本『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン』(集英社)が出ます。5月には『あの日に帰りたい 駐在日記』(中公文庫)が出ます。6月には、その駐在日記シリーズ第3弾『君と歩いた青春 駐在日記』(中央公論新社)、そして『猫ヲ捜ス夢 蘆野原思郷』(徳間文庫)が文庫になります。7月には新刊単行本『明日は結婚式』(祥伝社)が出て、そして文庫新刊で初めての時代小説である『隠れの子』(集英社文庫)が出ます。主人公は定廻り同心なのですがその名前に「!」となる方もいるでしょう。お楽しみに。8月には、『マイ・ディア・ポリスマン 夏服を着た恋人たち』(祥伝社文庫)が文庫になり、そして9月には文庫新刊として『続・すべての神様の十月』(PHP文芸文庫)が出る予定です。今のところはっきり決まっているのはこれぐらいでしょうか。毎月のように出てしまいますが、どうぞよろしくお願いします。

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