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Diary

『ロング・ロング・ホリディ』文庫です2018年07月03日

◆北海道は大雨で各地で河川の氾濫の気配。
◆我が家近辺も過去に河川の氾濫で水害に遭った経緯があるので、ここ何日かは自治体からの予報に注意しなきゃならない。既に故郷である旭川では氾濫危険水位まで上がった川もあるとか。
◆日本代表のワールドカップが今日、終わってしまった。これについてはまた日を改めてゆっくり書こうと思っているけれども、Twitterに書いた言葉が全てかもしれない。
〈素晴らしいゴールがあった。素晴らしいディフェンスがあった。ここで戦えるチームがそこにあった。なかったものは勝利だけ〉
◆そんなときに『ロング・ロング・ホリディ』(PHP)が文庫化され、その見本が届きました。〈PHP文芸文庫〉です。今月の11日ぐらいに発売の予定です。単行本のときは写真だったのですが、また違う雰囲気の装幀になりましたね。
◆この『ロング・ロング・ホリディ』という物語は、単行本のときにも書きましたが1981年の札幌で〈D〉という喫茶店でバイトをする大学生及び若者たちの青春群像劇です。そしてその設定はほぼノンフィクション。僕の自伝と言ってもいいぐらい、事実に即しています。もちろん、物語の内容は全部フィクションです。いろいろと男女の問題やら出てきますけど、全部フィクションですからね(まぁその辺はいろいろとヽ( ´ー`)ノ)。
◆およそ35年ほど前の話です。その頃二十歳ぐらいの若者だった僕たちと、今の同じ年代の若者に違いがあるかというと、そんなにはないように思います。意識や社会情勢の違いから少しずつイメージのズレはあるけれど、根本的なところは変わらないんじゃないかと。まだ怖さも知らず、恐れも知らず、ただ若者であることだけを頼りに生きていた日々。誰の人生にもあったんじゃないかという日々を描いた青春の物語です。楽しんでいただければ嬉しいです。
◆喫茶〈D〉のモデルとなった店で一緒に働いていたバイト仲間とは、今も付き合いがあります。もちろんまったくなくなってしまって35年以上も会ってない奴も大勢います。それでも、もしも、街でばったり会ったなら一瞬であの頃に戻ってしまうでしょう。そういう思いを共有できる時代を過ごしてこられたのは、本当に良かったと今も思います。

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