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Diary

今日の日記2015年10月05日

10月5日◆曇り。風のない一日。
◆新連載のプロットをうんうん唸って捻り出し、新連載の原稿を書き進める日々。毎日ほとんど変化のない生活。これはこれでいいんだ。全然不都合はない。毎日旅をするような変化のある生活もまたそれはそれでいいんだろう。やってみたいとは思うけれど、今のところ柵(しがらみ、と読みます)が多過ぎてそれはできない。
◆コンサドーレ札幌はしばらくぶりの勝利。まだ昇格への道は残されてはいるけれど、どうかな。今のままじゃあ上がってもまた落ちるというのを繰り返すだけのような気がする。チームとしての体力をつけるのは大変だ。北海道日本ハムファイターズはCSへ。これもどうなるか楽しみだ。そしてそろそろ来期のチームはどういうことになるんだろう、という楽しみも出てくる頃。
◆あと10年ぐらいして、もう旅行へも行かなくていい、ここを終の住み処にする、という気持ちになったら、猫と暮らそうと思う。ひょっとしたらまた犬も飼うかもしれない。まぁそれまで生きているかどうかは神のみぞ知るだけど。
◆そういうことを楽しみにして日々を暮らしていく。
◆写真は近所の風景。

今日の日記2015年10月03日

10月3日◆晴れ。少し暑いぐらいの天気だった。
◆長編のゲラが溜まってしまって必死でゲラ作業をこなしつつ、原稿を書いてプロットを練る。まぁいつも通りの一日。
◆先日陸奥A子さんの漫画を読み返したらついつい田渕由美子さんも読みたくなって本棚から当時のコミックスを引っ張り出して全巻読む。で、だ。陸奥さんや田渕さんが活躍していた頃僕はと言えば中学から高校生ぐらいでしてね。まぁ多感な年頃ですよね。で、ひょっとしたら僕の中の〈気に入ってしまう女性像〉というのは、陸奥さんや田渕さんが描いたような女の子たちなのかなぁと考えてみたわけですよ。ええそりゃもう昔のことをぐるぐるぐるぐると思い出してみたわけですよ悪行三昧を何せほら俺モテたからさヽ( ´ー`)ノ
◆結論から言うと、まぁそこまで単純なものでもないかな、と(^_^;)。ただやはり、彼女たちが醸し出す真っ直ぐな、真摯な、そして誠実さを感じさせる佇まいというものに、やはり魅かれているのだなと思う。
◆そしてそういう彼女たちを受け止める男たちも、やはり紳士でなくてはいかん、と。うむ。
◆大好きな田渕由美子さんの本(当時のコミックスです)。

今日の日記2015年10月02日

10月2日◆荒れ……なかった我が家近辺。風は確かに強かったけどね。
◆日記ですが、今、知人のところでいろいろやってもらっています。もうしばらくしたら新しいスタイルでお届けします。あと少しの間、このままで。
◆久しぶりの担当編集さんと電話で話した。書き下ろしをお待たせしまくっていて本当に申し訳なく思う。サボっているわけではないのだけど、中々進まない。
◆ネタに困るということはほとんどない。少し考えれば書ける物語はたくさん出てくる。ただ問題は既に僕は60冊以上も物語を出していて、自作の中でネタが被ってしまうってところだ(^_^;)。できれば、常に今までに書いたことのない物語を書きたい。そこのところで悩んでしまうことが最近多いのだ。たとえば、古本屋が出てくる物語はもう書けないしねヽ( ´ー`)ノ
◆うんうん唸って出てこないときには、今自分が何を読みたいとか観たいかと思って周りを見回す。そのとき、ふと目に付いた小説や漫画やDVDを読んだり観たりする。その中に「あ、これか」というきっかけになる何かがあるパターンが僕は多い。それは単に言葉だったり場面だったり、映画なら衣裳だったりすることもある。ほんのささいなものだ。
◆僕は煙草飲みなので部屋に本やDVDを置いておくとヤニで汚れてしまう。他の部屋に置いた方がきれいなままなんだけど、どうしても目に入る、手の届く範囲に置いときたい理由はそこなのだ。
◆で、今夜も悩んでいる。
◆写真は映画『海街Diary』。原作漫画を愛している僕ですが、満足できました。

今日の日記2015年10月01日

10月1日◆荒れると言われながらまぁ普通の天気が悪い一日。これから荒れるのかな、と思っていたら今風雨がかなり強くなっている。
◆二日続けて、今日は中嶋聡捕手の引退を見届けながら、自分が会社を退社したときのことを思い出していた(まぁ引退と退社は多少違うだろうけど)。14年勤めた広告制作会社を辞めたのは38歳のときだ。明日から会社に行くために起きなくていいんだ、と思うと妙にしみじみしてしまって、逆に淋しくなったのをよく覚えている。その後何年も悪戦苦闘が続き、小説家として食っていけるようになって余裕がでてきたときに、チームとして仕事をすることの楽しさをまたしみじみと思い出していた。
◆小説家はたった一人の孤独な作業だ。編集さんに助けてもらうとしても、作品を書くのは自分だけ。広告やゲームのようにチームで作品を作り上げる苦しみと喜びをもう一度味わいたいなぁと思うことも多い。
◆今でも、広告は大好きだ。世に溢れるCMやポスターや販促活動にはまるで空気を吸うように自然に目を向けてしまう。デザインや写真や映像、イラストの善し悪しも判断できるつもりだ。
◆何度もサイトの日記では書いているけれど、プロと素人の間には境界線がある。それは絶対に越えられないものだ。良いプロは良い素人を育てるし、良い素人はプロをさらなる高みへと導く。互いに矜恃を持ち、認め合わなければ、文化は育ち成熟しない。
◆だから、そういうことなんだ。
◆写真は〈浅草ジンタ〉。

今日の日記2015年09月30日

9月30日◆今日は荒れ模様の名残の様に風が強かったけれど、晴れていた。
◆北海道日本ハムファイターズの木佐貫投手の引退セレモニーがあった。生え抜きの選手ではないけれども、セレモニーを敢行するに値する選手だったと思う。お疲れ様でした。
◆観ている側の勝手なそして陳腐で前近代的で申し訳ない思いだが、野球選手の引退には男のロマンを感じてしまう。子供の頃から好きで好きでしょうがなかったスポーツの世界で戦い、そして去っていくその背中にだ。僕らの世代の大半の男の子は、草野球が大好きな野球少年だった。僕もそうだった。これから始まる新しい人生の船出の時。幸多かれと祈る。
◆僕は三十歳の誕生日に「小説家になろう」と決めた。それからの人生を作家として生きていくことに決めた。生き方を決めたのだ。だから、このまま小説家として生きて死んでいく。
◆ま、ひょっとしたらミュージシャンになれちゃったりタレントになれちゃったり俳優になれちゃったりするかなー、なんてこともこの年になってもまだ妄想しますけどねヽ( ´ー`)ノ
◆そう言いながらも実は理想は〈喫茶店のオヤジ〉なのだ。それも商売抜きでやってて、カウンターの中で煙草を吹かしながら「てめぇらに飲ませるコーヒーはねぇ! 帰れ!」なんて言っちゃうわがままなオヤジ(^_^;)
◆写真は映画〈トゥルー・グリット〉のサントラ盤。良い映画ですよ。

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