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Diary

『札幌アンダーソング』文庫化です。2016年02月18日

◆晴れたり曇ったり。sapunderb
◆所用で妻がいないので一人きりの一日。外出しないので本当に声を発していない。たまたま来たクロネコヤマトさんに「ご苦労様ー」と「どうもー」を言ったぐらいだ。
◆そしてそのクロネコヤマトさんが持ってきてくれたのが、文庫新刊『札幌アンダーソング』(角川文庫)の見本です(2月25日頃に発売予定)。この物語、帯に思いっきり〈変態の専門家〉と書いてありますが、同時に天使の美貌と天才的な頭脳と四世代に亘る記憶を持つ〈志村春〉が主人公です。もう思いっきり飛ばした設定ですね(^_^;)。何故春が変態の専門家であるのかは、読んでいただいて納得していただければと(ちなみに装幀で描かれている春のファッションはほとんど二人の姉のお下がりという設定です)。その春が、道警の刑事である根来とキュウのコンビと組んで、札幌の街に巣くう〈裏の住人〉の犯罪に挑むという物語です。これがシリーズ1作目でして、2作目に『札幌アンダーソング 間奏曲』が出ていまして、3作目になる『札幌アンダーソング ラスト・ソング』が来月3月に発売になり、そこで一応の完結です。
◆そもそもシリーズにするつもりなどまったくなかったし、僕自身「こんな設定のものは売れないよなぁ」と思いながらも楽しみながら書いたのですが、これが少々売れてしまったんですね(^_^;)。わからないものです。それでじゃあってんで三部作となりました。作中に札幌に実在するようないろんなものが出てきますが、もちろん全てフィクションです。そして作中で起こっている事件や書かれている札幌の噂話も開拓にまつわる逸話もほとんどがフィクションです。ほとんどってことは中には本当のことも書いてあるのかもしれません。その辺は皆様のご想像にお任せしますヽ( ´ー`)ノ。気楽に楽しんでいただければと思います(ただし、本当に変態的なことも描かれていますのでお子様には読ませない方がいいかと)。
◆19歳になる年に札幌に出てきて、それから三十数年ずっと札幌の変遷を見てきました。住みやすい街です(雪さえなければヽ( ´ー`)ノ)。そんなに郷土愛なんてものは抱えていないのですが、歴史のない北海道に生まれて、そもそも北海道に開拓にやってきた自分の先祖も極論すればアウトローだってところは気に入ってます。

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