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Diary

アメリカン・モーニング2015年10月28日

◆東京はマジ暑い。25度って夏だぜ夏。randy
◆久しぶりにパーティに出るのと、取材や打ち合わせなどで上京。今年最後になると思う。もうたくさんの締切りで切羽詰まっている。戻ったらもうどこにも行かないでただひたすら年末まで書き続けなきゃ間に合わない。しばしの休息をここで取る。
◆思い出の曲、というのはきっと誰にでもあるだろう。僕にもたくさんある。あり過ぎるほどある。その中でも本当に何十回と聴いて大好きな歌なんだけど、今、聴くことを躊躇する曲がある。写真のランディ・ヴァンウォーマーの〈アメリカン・モーニング〉だ。正式には〈Just When I Needed You Most〉という曲(アメリカン・モーニングは邦題ね)。
◆一人暮らしを始めた19歳の頃、夜寝るときに聴くアルバムと、朝起きたときに聴くアルバムを何枚か決めていた。〈アメリカン・モーニング〉はそのタイトル通り、朝起きたときにすぐ掛けるアルバムの一枚だった。
◆その人は、その時期に、朝を何度も一緒に迎えた人だった。それまでは洋楽をあまり聴かない人だった。僕の部屋にたくさんあった洋楽のLPを興味深そうにじっくりと選んで「これ聴かせて」とターンテーブルに載せた。八畳一間の僕のアパートのスピーカーの前で、膝を抱えてその人はアルバムをじっと聴いていた。そうやって、二人でたくさんの時を過ごした。毎朝聴いた〈アメリカン・モーニング〉も、その人は大好きになった。僕が、その人が掛けた〈アメリカン・モーニング〉で目覚めることも何度もあった。
◆その時のLPは、今は手元にない。その人が持っていってしまった。それから、改めて買ったことはない。
◆ま、何があったかは内緒ってことでヽ( ´ー`)ノ

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