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Diary

HEARTBEATは聴こえている2018年05月20日

◆晴れ。陽射しは強かったけど風が冷たくて窓は開けられなかった。
◆車を運転でもしていたら暑くてしょうがなかったんだろうけど、家の中にいるとうっすらと寒かった。外より家の中が気温が低かったかもね。
◆まだ入院前の調子には戻れない。ちょっとしたことで心臓の動悸が気になってしまったりするが、どうにも薬と気のせいなんだという結論に達している。そもそも血圧を下げる薬を飲んだり血液をさらさらにする薬を飲んだりしているのだ。毎朝、何種類も飲んでいるのだ。それは身体の中に今まで入らなかった毒素を入れているのと同じ事なのだから身体の調子も悪くなってあたりまえだ。血圧なんか下がり過ぎて「寒い!」と毎日思っているのだ。とはいえ医者としては薬を飲めとしか言えないだろう。血圧も下げろとしか言えないだろう。
◆患者としては、気合いで身体を慣らすしかない。原稿が今まで通りに書けるような精神状態と体調に何とかして持っていくしかない。何せものすごくものすごくものすごくものすごく遅れているのだ。いやさすがに皆さん心筋梗塞で入院して退院した作家に「早く書け」とは言ってこないですけどねヽ( ´ー`)ノ。 言ってこないけど書かないことにはお金も入ってこないので何とかしなければならない。心と指先のリハビリを急がねばならない。
◆「危なかったんですよ。死ぬ一歩手前でしたね」とお医者様に言われたが、まぁそれは誰にでも起こり得る事態だ。心筋梗塞だけじゃなくて交通事故とか天災とか本当に人間はいつ何時死ぬか誰もわからない。予め余命がわかったのならこれから書くものもそれに合わせて調節するのになぁ、などと病院のベッドで考えていた。でも生憎と余命はまだ全然わからない。どんどん書いていく。
◆良い映画だった『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。後から調べてみてタイトルの意味を知った。そういうことだったのか。
◆かなりプライベートというか、ご近所でのできごとなので何にも具体的には言えないのだが、本当に〈映画的〉な〈小説的〉な場面に出会してちょっと感動していた。でもきっとそれは何にも感じなければ何でもない日常の一コマに過ぎないのだ。それを小説的だと、映画的だと感じ取れたことにちょっとホッとしていた。大丈夫。心臓弱ったけど、HEARTBEATは聴こえている。
◆書くぜ。

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