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Diary

与えられる光がこの世にはある2017年11月29日

◆晴れたり曇ったり。風が強かったけど穏やかな天気。
◆とにかく世の中生きづらくなっているかのようにいろんなうんざりするニュースが飛び交っている。それはこのくそったれな国の日本だけじゃなくて世界中の国でだ。手本にするべきとんでもなくいい国なんていうのは存在しない。どこかの点ですごくいい制度で成功している国だって他の面ではそれはどうなのよ? という問題を抱えている。もちろん、全ての人間が等しく幸せに暮らしていける国なんてのは、ありえない。資本主義やら民主主義やらなんやらかんやら、この問題は考え出すと泥沼にはまっていくし、考えたって答えは出ない。
◆製造業の人は皆の暮らしをより良いものにする製品を作り出していくものだし、販売業の人は素晴らしい品物をよくたくさんの人に売っていく。皆、自分の暮らしをよく良くするために、自分の人生を豊かなものにするために、自分の選んだ仕事をやっていく。生きていく。国を支えて栄えさせるのはそういう一般の人たちであって、政治家ではない。
◆何をしてもダメで、何を見ても悲しくて、どう頑張っても辛くて、もう生きていかなくてもいいんじゃないかって思えるときにでも、思ってしまった人にでも与えられる光がこの世にはある。それが音楽であり、物語だと思う。
◆ミュージシャンは歌い続けてより多くの人に夢や希望や喜びや慰めを与えるしかないし、小説家も同じだ。写真は仲良しの札幌出身のバンド〈トライプレイン〉のニューアルバム『1/4802のすべて』。彼らはデビュー以来所属していたメジャーの事務所を出て独立したそうだ。大きな決断だったと思う。応援したい(アルバム買ったよ!)。

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