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Diary

ドラゴンクエストが出てしまった2017年07月29日

◆暑い日。夜になっても窓を少し開けていないと暑い。
◆ついに〈ドラゴンクエスト11〉が発売されてしまった。困った。締切りを山ほど抱えているのだ。抱えているのにもちろん買ってしまっている。ただし北海道なので我が家に到着するのは明日だ。明日来てしまうのだ。もちろん私は大人だ。わりと変な人も多い小説家という職業ではあるがその中でも良識も分別も社会性もある方だと自負している。北の紳士作家と呼んでもらってもかまわない(なんだそれ)。なので、いきなり朝からのめりこんで原稿を書かないということはない。たぶんないと思う。ないんじゃないかな。
◆僕らの年代がゲームに出会ったのはもう高校生になっていて、いわゆるゲーセンのスペースインベーダーが最初の頃だ。ファミコンを買ったときにはもう大人になっていたけど思いっ切りハマってしまった。初めてドラゴンクエストをやった頃にはもう長男が生まれていて、妻と二人で子供の面倒を見ながら寝不足になっていた。長男がはいはいをし始めたときには何度リセットボタンを押されて妻と二人で肩を落としふっかつのじゅもんをメモした紙に涙を落としたかわからない。今でも、テレビCMでドラクエのテーマが流れると妻も私も思わず顔を上げ血が沸き立つものだ。それぐらい、人生の中でも大きなウエイトを占めているのがドラゴンクエストというゲームだ。
◆一時期、ゲーム業界にも身を置いた。何本か参加したゲームが世に出ている。何事もなければあと二十年以上は生きていけるとは思う。その間にゲームがどんなふうに進化していくのかは常に注目している。ただ、どんな時代になっても人が娯楽を求める根底には物語があると思う。物語は人類最古の娯楽だ。今までもそうだったし、これからもそうだろう。
◆とりあえず、明日はやらないよ。原稿書かなきゃ。やらないったら。

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