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Diary

私も今日まで生きてきました2017年06月12日

◆晴れ。でも風が冷たかったので窓は開けられなかった。
◆ここのところずっと日記の更新が止まっているけれど、もちろん書くようなネタもないのだけど執筆の方がなかなか進まないので日記を書くことも躊躇ってしまうのだ。日記書いている間に小説を書けよと自分で思ってしまう。
◆僕は本当にしょうもない男なので、総体的にエネルギーの量が少ない。若い頃はまだそれなりに頑張れたから、仕事をして友達と遊んで恋人と過ごしてとあちこちにエネルギーを使えたし、家族を持ってからは責任を果たすために男であることと夫であることと父であることと社会人であることをエネルギーを振り分け生きてきた。けれどもやっぱりろくでなしには無理があって僕は真っ当な社会人であることを捨てて小説家の道を選んだ。子育ても終わり、今は小説家として生き続けることに専念できている(もちろん夫であることと父であることを捨てたわけではなく妻と子供たちの多大なる理解の元に)。
◆残り少ないエネルギーを物語を書くことだけに費やしたい。ひどいニュースが流れる度に今の政治がどうこうと考え出すとそっちにエネルギーを吸い取られてしまう。だからニュースについて考えたくない。感情をぶつけたくない。その分のエネルギーがもったいない。目を伏せることはしないでしっかりと見据えながらも、自分のするべきことは書くことだけだと決めてその道へと歩を進める。
◆我儘なのだ。ただひたすら我儘なのだ。その我儘な男が書いた物語を楽しんでくれる人たちがいることに勇気づけられてそうやって日々を過ごしている。今日も明日もそして明後日も。たぶんずっと。
◆もしも、僕が生きているうちに国家が、自由に音楽を小説を映画をマンガを作ることを禁じたりしたら、そのときは僕は国家を撃つだろう。

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