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Diary

故郷は近いが今は修羅場なんだ2015年11月23日

◆北海道は各地で積雪。sorawomiageru
◆旭川市の実家に数日滞在している。一人暮らしをしている母の様子をみるためだ。もちろんそれは息子としてはしっかりとやるべきことなのだが、だが。
◆ぶっちゃけ今私はとんでもない修羅場のど真ん中にいる。クリスマスとか年末などという言葉は我が家では禁句になっている。それを聞くと私のテンションがダダ下がるからだ。テンションが下がるどころか胸が苦しくなって寝込むかもしれない。それぐらいの修羅場になっているのだが、実家に来てしまっている。察してほしいのだが、原稿が進まない。いや必死になって進めてはいるのだが、自宅にいるときの半分も進まない(何故進まないのかは、もちろん種々様々な事情による)。
◆そういう状況ではあるものの、故郷だ。写真のデビュー作である『空を見上げる古い歌を口ずさむ』に書いたパルプ町(パルプちょう、と読む)のある旭川だ(今、実家はパルプ町にはない。別の町にある)。
◆デビュー作に書いた故郷のパルプ町の情景は、思い出をそのまま書いたものだけど、今はその面影はほとんどない。幼い頃を過ごした〈社宅〉は消えてしまっている。消えてしまった情景をこうして自分の作品の中に残せたのは良かったのかなぁと思う。そして故郷の情景を描いたこの作品がメフィスト賞を受賞してデビュー作になってくれたというのも、何かあるのかなぁと今になれば思う。
◆そんな暇はもちろんないのだが、センチメンタルな気分になるほど故郷は遠くない。むしろ近い。一時間半あれば着く距離だ。単純な用事なら毎日通えそうな距離だがそうもいかない。なんとかして修羅場を乗り切るべく、頑張っている。
◆こんなオチのない日記で申し訳ない。頑張ります。

出来事を思い出す2015年11月21日

◆雪がちらつくけれど気温はそう下がっていない。霙混じり。once
◆またまた締切りに追われて更新ができていない。そして日記でご披露できるようなネタが発生するほどに活動的な毎日を送っているわけでもない。
◆若気の至り、というのはどこまで許容されるかと考えることがある。もちろん執筆中に。書いていて「まてよこれってヤバくね? もう少しマイルドにするか? いやそれじゃヌルイか」なんていう具合にだ。
◆個人的には、幸いにして若い頃に警察のご厄介になるようなことはしていない。していないと思う。していないんじゃないかな。いや本当にしていません。せいぜいが二十歳ぐらいのときに道路に小銭が合計473円落ちていてそれを拾って黙って使ったぐらいだ(ごめんなさい)。それにしても盛り場ではなく住宅街のど真ん中で473円落として気づかないというのは一体どういう状況だったのか考えると不思議だ。
◆そういう法を犯すというものじゃなく、若気の至りでやらかしてしまった出来事というのはたくさんある。思い起こせば顔が赤くなったり、胸が痛くなったり、そりゃもう様々だ。実は写真のこの映画『ONCE ダブリンの街角』を観ると、その出来事の中のひとつをまざまざと思い出して、何と言うか、何も言えなくなる。初めて見たときにはちょっと呆然としてしまったほど。そして、映画もとてもいい映画だった。
◆昔の出来事を思い出す、思い返すというのは、けっこう良いことじゃないかと思う。あまりの恥ずかしさにアドレナリンが出たり血圧が上がったりするけれども(^_^;)、そろそろボケが始まるであろう脳の活性化にはいいんじゃないかとヽ( ´ー`)ノ

何故小路は豆パンを食べるのか。2015年11月15日

◆しとしとと、雨。brutusoyatsu
◆パッとしない天候が続く。でも冬はその近づく歩みを少し緩めているような感じだ。秋でもない冬でもない中途半端な感じ。
◆僕のTwitterをご覧になっている方は知っていると思うけれども、夜中に豆パンを食べている。ほぼ毎日食べている。どうしても食べなきゃならないわけではなく、食べなくても困ったり泣いたりはしないのだけれども、妻が僕のために買ってくるのを習慣にしてしまっているのでほぼ毎日ある。正確に言うと一個の豆パンを二日に分けて食べているので、二日に一回買ってきているのだが。
◆北海道以外の地方の方で「豆パン?」と思われる向きも多いだろう。「まぁ豆が入ったパンなのだろう」と想像できるだろうけど、〈豆パン〉で画像検索するとほぼ最初の方に出てくるものがそうだ。金時豆(甘納豆)が入ったパン。Wikiによると何でもこれは北海道が発祥なのだそうだ。北海道では多くの地方でお赤飯にも甘納豆を入れるのでその辺に通じるものなんだろうか。
◆そもそも、パンが好きだ。独身の頃は朝も昼もパンで済ませていた。執筆中の夜中に小腹が空いて食べるものは別に何でもいいんだけど、一度始めて習慣になったのなら大きな理由がない限り変えないタイプの人間だ。なので、これからもきっとずっと自宅にいる限りは夜中の空腹を満たすものは豆パンだろう。ちなみに東京に行くといつもの豆パンは売ってないので適当なおやつを買って食べる(最近はたい焼きが多いのは以前の日記に書いた)。
◆まぁ要するに大した理由はない。夜中に小腹が空く。何かあれば食べる。そしてそこに豆パンがあるだけなのだ。おそまつさまでした。

テロに屈しないのと凄いな中田!2015年11月14日

◆曇り。風強し。kinjiraretaasobi
◆朝起きたらパリでの同時テロのニュース。しばらくの間、顔を洗うこともしないでニュースサイトを巡っていた。とんでもないことだ。
◆どんな主義主張を持とうがそれは個人の自由だ。ただし、現代社会において人の命を奪うことを正当化する主義主張などを許してはならない。絶対にだ。
◆じゃあ、人命を奪うテロに走ったテロリストたちは無条件に殺してもいいのか、それを許しては更なる悲劇と憎しみの連鎖になるだけではないか、という話になる。もし僕がテロリストの猛威に揺れる一国の代表なら、過去にどんな因縁があろうと今生きている人の命を奪うテロリズムは許さない。命を奪わずに逮捕できるのならそれがベストだが、できないのなら殺してもいいと判断するだろう。
◆ではテロの鎮圧に動員された警察や軍隊は殺されてもいいのか、などという、日本の自衛隊の存在についての議論にも似た話に繋がっていくだろうけど、警察や軍隊で働く人々は己の命を捨てても人命を守ることを誓ってそこに所属しているのだろう。議論するものではないと思う。
◆アメリカ、フランス、イギリス、素晴らしい音楽や文学や映画でずっと僕の人生を彩ってくれている国々で悲劇がなくなる日が来るのだろうか。そういう未来を作るために、今を生きなければならない。
◆写真は、思い出深いフランス映画『禁じられた遊び』だ。僕は今もこの映画は勇気を出さなければ観られない。もう何度も観ているけれど、その度に悲しくて悲しくて辛くて胸が押しつぶされそうになるからだ。
◆話はがらっとまったく変わるが、日ハムの中田がプレミア12で大当たりしている。シーズン中にも滅多に見られないぐらい打ちまくっている。お前どうしてそれをシーズン中に出さないと言いたいが、これはひょっとしたら稲葉がコーチに入っているからではないか。中田は大好きな稲葉さんと久しぶりに一緒にベンチにいられて嬉しいからの活躍ではないか(^_^;)。だとしたら日ハムは来季は稲葉さんをコーチとしてベンチに入れてねヽ( ´ー`)ノ

『旅者の歌』について2015年11月11日

◆小雨が降ったり晴れたり曇ったり。ryosya
◆さて、『旅者の歌』シリーズについてなのです。内容については来月にシリーズ最終になる『旅者の歌 魂の地より』(幻冬舎文庫)が出ますので、見本が来たときにでもまた詳しく。
◆説明いたしますと、今まで単行本で1巻目『旅者の歌 始まりの地』、2巻目『旅者の歌 中途の王』と出させていただきました。1巻目は既に文庫化もされました。
◆順調に行けばこの後、単行本で3巻目の『旅者の歌3』が出て、その後順次2巻目、3巻目も文庫化される予定だったのですが、残念ながら大人の事情で3巻目は単行本としては出せなくなりました。
◆その代わりに、来月出る2巻目『旅者の歌 中途の王』の文庫に3巻目も同時収録して出すことになったのです。それで、タイトルも『旅者の歌 魂の地より』と変更になります。ですので、来月に出るこの文庫の前半は既に単行本で出ている『旅者の歌 中途の王』と同じ内容(多少の修正はしています)です。そして後半はまだ紙の本では未発売だった『旅者の歌3』が収録されています(こちらも電子書籍版から多少の修正はしています)。ご理解いただけたでしょうか。
◆既に単行本で2巻目『旅者の歌 中途の王』をお買い上げいただいた方は、続きの最終巻である『旅者の歌3』を読むためには内容が重複してしまう文庫『旅者の歌 魂の地より』をお買い上げいただくしかなくなってしまいました。大変申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。
◆また、〈旅者の歌シリーズ〉を文庫で揃えようとしてくださる方は、既刊の『旅者の歌 始まりの地』(幻冬舎文庫)そして来月発売予定の『旅者の歌 魂の地より』(幻冬舎文庫)の2冊で、3部作が全部読めることになります。どうぞよろしくお願いします。
◆少しややこしいことになってしまいましたが、全て僕の力不足が原因です。本当に申し訳ありませんでした。
◆ま、ぶっちゃけ売れなかったのが全ての原因でして(^_^;)。そしてこの出版不況を鑑みるにこういう形ででもシリーズとして全部出そうと決めてくださった幻冬舎さんには本当に感謝しております。
◆そうか小路はそんなに売れていないのか……と心配してくださる方もいるでしょうか。安心してください。まだ二、三年は大丈夫ですヽ( ´ー`)ノ
◆頑張ります。

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