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Diary

長崎と福岡に行ってきた2016年09月23日

◆札幌は小雨が降っていた。tabi
◆実は内緒で四日間ほど留守にしていました。長崎と福岡に行ってきたのです。ここのところのTwitterの「おはようございます」に〈札幌近郊は●●〉という天候のお知らせがなかったので不審に思われた方もいるのではないでしょうか(いないかヽ( ´ー`)ノ)。
◆人生初めての九州上陸です。何をしに行ったかと言うと、北海道日本ハムとソフトバンクホークスの二連戦を観に行ってきました。かなり以前から予約していたのだけど、図らずも天王山決戦となってしまってヤフオクドームは燃えていました。そして、ホークスファンには申し訳ないけど二連勝してマジックまで灯させてもらいました。さらに今年、妻と二人で野球観戦に球場に行くとその勝率は十割という数字を叩き出しています。全部勝ってるのです。このまま毎日観戦に行きたいところですが、そうもいきません。締切りの危険度がかなり増しています。
◆帰ってきてすぐに原稿まっしぐらである。
◆写真は、左側がヤフオクドーム初戦のヒーローインタビューの大谷くん、右側はグラバー園からの長崎の風景。
◆福岡は野球観戦三昧で、観光としては太宰府天満宮に行ってきただけですが、長崎はしっかりと観光してきました。生憎台風の影響で軍艦島ツアーは欠航となってしまって行けませんでしたが、写真のグラバー園や平和公園、原爆記念館、大浦天主堂、そして稲佐山の夜景など、充分に堪能してきました。港町の風情は、どこでもどこか懐かしく感じますね。あ、長崎ちゃんぽんやトルコライス、そして豚骨ラーメンも堪能してきましたよ。トルコライスはタクシーの運転手さんに教えられてツル茶んというお店に行ってきました。
◆今度は、その他の地域、熊本や鹿児島など、そして数多くの温泉などをゆっくり巡りたいなぁと思っています。九州の本屋さん、サイン会で呼んでくれないかなぁヽ( ´ー`)ノ
◆さ、原稿だ。

受け継がれていくもの2016年09月17日

◆晴れ。mrholmes
◆もうすっかり秋になっている北海道。幸い我が家近郊は台風の被害などないが、北海道は今回の連続の台風上陸で未曾有と言ってもいい被害を受けている。農作物はもちろん、道路やJR北海道の被害も甚大だ。応援できることは、していくつもり。
◆地震や台風。自然の力の前に人間は無力だ。受け継いでいけるものは、それでも立ち上がる人間の力だと思う。先人たちもそうやって生きてきた。
◆北海道は古い歴史を持たない。その代わりに開拓の歴史を持つ。三代前から住んでいる人たちは皆、間違いなく〈開拓者〉の子孫だ。まぁ小路家などは食い潰れ者なんだがヽ( ´ー`)ノ。それでも厳しい自然に耐え抜き打ち勝ち生き延びてきた。先祖ができたことが子孫ができないはずがない。逃げるのではなく、いざそのときにための心構えと気持ちを忘れないようにしたい。
◆写真は映画『Mr. ホームズ』。僕らの年齢で小説家として生きている人のほとんどは、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズに魅了され読み継いで来た人たちだろうと思う。かの名探偵の影は僕の胸の中にずっと存在している。原典であるホームズを知らなくても、たとえばマンガの『名探偵コナン』にそれは受け継がれ子供たちの中で生き続ける。そしていつか原典に触れる子供たちも出てくる。受け継ぎ、受け継がれていく。
◆それにしても映画の主役のイアン・マッケラン、渋い。こんなジジイになりたいものだなぁ。

走り続けること担がれ続けること2016年09月12日

◆晴れたり曇ったり。borntorun
◆今日はまだ昼間は窓を開けていられる気温だった。陽が沈んでくる頃には急に冷たい空気が流れてくるので窓を閉める。これを繰り返して秋になっていく。庭の桜の木もそろそろ葉が落ちてきている。掃除をしないと落ち葉があちこちに溜まるんだよね。幸い北海道の家には雨どいはほとんどなく(あ、ないんですよ。だって雨どいなんかあったら屋根に積もった雪で壊れるからね。でも最近の家にはかなり丈夫なものが付いてるところも少しあるのかな)、そこに落ち葉が溜まることはないのでご近所の家から苦情が来ることもない。
◆ブルース・スプリングスティーンは僕らの世代の音楽好きなら一度は夢中になって聴いて、その後ちょっと苦笑いする感じで距離を置いて、でもこの年になってまだ変わらずアメリカンロックを演っていることに嬉しくなって、という感じじゃないだろうか(個人の感想です)。映画『レスラー』の主題歌は確実に胸に染みていって、あぁやっぱりいいなぁとヘビーローテーションしていた。写真はその自伝。買って読んでみるつもりだ。
◆どんなことでも長くやり続けるってことは大変なことで、それを生業としているならなおのこと、だ。トップミュージシャンなら自分が食っていければそれでいい、ってわけにはいかない。彼を支える多くの人たちを同時に食わせていかなきゃならなくなっているからだ。だからブルース・スプリングスティーンみたいな人たちは尊敬に価すると思う。日本なら桑田佳祐さんなんかもそうだろう。神輿に自分で乗って担がれたのなら、死ぬまで乗り続けて担がれていなきゃならないんだ。それは、ものすごいことなんだ。
◆映画『レスラー』も名作ですよ。特に四十代以上の男ならもう最後は男泣きですよ。実際僕もボロボロ泣いてましたよ。
◆ところで『シン・ゴジラ』でも僕はうるうるしてしまったところがあるんだけどそれがどこかは内緒。

広島カープおめでとうと大江千里さん2016年09月10日

◆晴れたり曇ったり。senrioe
◆広島カープ優勝おめでとう! 交流戦で広島まで行って観てきたけど、MAZDAスタジアム本当にいい球場だった。素晴らしかったのでぜひまた日ハムとの試合を観たい。日本シリーズで行けたらいいなぁ。
◆大江千里さんが日本のミュージシャンとして大活躍していたのは90年代。まさにPOPミュージックの騎手だったと言ってもいい。親しみやすいキャラクターに加えて、センシティブな歌詞とキャッチーなメロディでヒット曲を連発していた。僕もアルバムを何枚か持っている。そうそう、俳優としても活躍したよね。2000年代になってあまり表に出てこなくなってどうしているんだろうと思っていたのだけど、彼はニューヨークに住んでジャズの勉強をずっとしていた。そしてジャズピアニストとしてニューヨークでアルバムを出し続けている。写真はその新譜『answer july』だ。もちろん、ジャズは大好きだ。ずっと聴いてきた。大江さんのアルバムも素晴らしいものになっている。何よりも、本当に〈jazz〉なのだ。僕のようなただの音楽好きの素人が言っても説得力がないだろうけど、大江さんは〈Jazz Musician〉になっている。
◆調べたら大江さんはほぼ同い年だった。つまり、40代半ばになってから頂点を極めたと言ってもいい日本POPミュージシャンのすべてを一度チャラにして、新しい道へと突き進んで結果を出している。素晴らしいことだと心底思う。
◆僕はまぁ43歳で小説家デビューした。13年しか経っていないしまだまだ未熟だ。いつでも気概は持ち続けなきゃいけないと思う。同時に、自分の力を信じる強いハートも。
◆傲岸不遜は承知の上で、まだ自分に伸びしろはあると思っている。書かなきゃ。もっと素晴らしいものを。

バーボンで2016年09月09日

◆曇り。earlytimes
◆すっかり秋の気温になってきた。もう窓を開け放つこともできなくなってきた。淋しいけれどしょうがない。これから家の中が暖かい季節に移ろうとしている。今ぐらいは中途半端で靴下を履くかカーディガンを着るか夜中に迷ったりする。
◆相変わらず締切りに追われてばかりで何も楽しんでもらえるネタはない。まぁそういうネタがあったら作品の方に回すのであまりここで披露はしないと思うのだが。どこかへ行ってきたという報告も出来ない。せいぜいが実家のある街にしばらく行ったり来たりの日々が続きそうだというぐらいか。
◆アイコンに使っている写真やインタビュー記事の写真などを見てもらえればわかるだろうけど、僕はいかにも酒を飲みそうな顔をしている。でも実は飲まない。飲めないわけではないのだけど、二十歳ぐらいのときからもう飲むのを止めてしまった(昔の話だからね。あの頃は二十歳未満が酒飲んでも怒られなかったんだよ)。というのも、どうも遺伝的にアルコールが体質に合わないみたいなんだ。
◆まず、いくら飲んでも酔わない。一晩で二人でバーボンを一本空けたこともあるけれど一切酔わなかった。そして身体中がかゆくなってくる。さらには気持ち悪くなってきてリバースして終わり。という具合に、酒を飲むメリットが一切ないのだ。そもそも宴会は好きなので盛り上げ役に回ることは素面でもできる。話好きだから酔っても酔わなくても陽気に振る舞える。なので、二十歳ぐらいからどんどん飲まなくなっていって、会社に入る頃にはまったく飲まなくなった。広告会社の制作だったのでつきあい酒というのも一切なかったし。
◆でも、酒が嫌いなわけじゃない。味は好きだ。ウイスキーも日本酒もビールもワインも一口飲ませてもらって「あぁこれは美味いね」と思える。夜の水商売もバイトでやったので、カクテルだって作れるし、ワインの味もイベントでいろいろ扱ったので割りと判る。だから、ごくたまに友人と飲みに行くとウーロン茶を飲みながらも、友人達が珍しい酒を頼んだら一口飲ませてもらってそれで満足してる。
◆初めて飲みにいったのは16歳のときで、先輩が奢ってくれたのが写真のバーボン〈アーリータイムズ〉だった。それからずっとバーボンを飲んでいた。今も実は部屋にバーボンが何本か置いてある。飲まないけれど酒の瓶が並んでいるのを眺めるのも実は好きなのだ。
◆グラスに注がれたバーボンの香りを嗅ぐと、まだ飲んでいた頃の、あの時代の仲間たちの顔が浮んでくる。そのうちに、いつになるかはわからないけど、部屋でバーボンのグラスを傾けながら若い頃の皆の顔を思い出してみようと思ってる。

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