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Diary

これがバズるというものか2018年07月13日

◆さほど気温は上がらないのに蒸した一日。
◆相変わらず調子が上がらない中、締切りは玉突きを起こしていてもうどうしていいかわからないけど頑張って書いている毎日。身体の調子は、うーん何だかなぁ、という感じ。どこかが痛いとか苦しいとかはないけれどもやっぱりどっか不調と言えば不調。
◆そんな中で、Twitterでバズってしまった。そもそもTwitterはもう暮らしの一部になっていて情報収集のツールでもあり、執筆の気の乗らないときの慰みであり、同時に小説家としての営業ツールでもある。そんな感じで続けているんだけど強いてウケようとかそんなのは微塵も思っていない。なので、そのツイートもいつもの感じで何の気なしに書いたものだ。
〈以前、パーティが終わり帝国ホテルからタクシーに乗った。しばらく走ると運転手さんが「作家の方ですか?」と訊いてきた。「はい」と答えると読書好きだと話し出した。「物語ってどういう時に思いつくんですかね」と訊くので「たとえば、今ですよ」と言うと運転手さんは「それは嬉しいな」と微笑んだ。〉
◆これがバズってしまった。今現在でRTは34,243で、いいねは135,572というものすごい数。びっくりしたよ。何事が起こったのかと。そしてフォロワー数も一気に2,000人ぐらい増えた。皆さん、短編小説を読んだようだ、とかこれがプロか! とか、才能を見せつけられた! とかものすごく褒めてくれていたんだけど、いや全然そんなことなくて、そもそも単なる事実をそのまま書いただけですからね。
◆何年前かなぁ。たぶん三年か四年か、とにかくそれぐらい前。帝国ホテルだから集英四賞のパーティかそれとも直木賞だったか。覚えてないけど、たまたま近くにいた何人かの編集者に見送られたし運転手さんもパーティがあるとわかっていたみたいだった。それで「作家の方ですか?」と話しかけてきたんだ。北方先生の小説が好きだって言ってた(^_^;)。東京駅の定宿で下ろしてもらったんだけど、僕の名前は知らなかったけど〈東京バンドワゴン〉のタイトルは書店でよく見かけるとかで知っていた。今度読んでみますって言ってくれた。あのときの運転手さん、僕の本を読んでくれたかなぁ。

『ロング・ロング・ホリディ』文庫です2018年07月03日

◆北海道は大雨で各地で河川の氾濫の気配。
◆我が家近辺も過去に河川の氾濫で水害に遭った経緯があるので、ここ何日かは自治体からの予報に注意しなきゃならない。既に故郷である旭川では氾濫危険水位まで上がった川もあるとか。
◆日本代表のワールドカップが今日、終わってしまった。これについてはまた日を改めてゆっくり書こうと思っているけれども、Twitterに書いた言葉が全てかもしれない。
〈素晴らしいゴールがあった。素晴らしいディフェンスがあった。ここで戦えるチームがそこにあった。なかったものは勝利だけ〉
◆そんなときに『ロング・ロング・ホリディ』(PHP)が文庫化され、その見本が届きました。〈PHP文芸文庫〉です。今月の11日ぐらいに発売の予定です。単行本のときは写真だったのですが、また違う雰囲気の装幀になりましたね。
◆この『ロング・ロング・ホリディ』という物語は、単行本のときにも書きましたが1981年の札幌で〈D〉という喫茶店でバイトをする大学生及び若者たちの青春群像劇です。そしてその設定はほぼノンフィクション。僕の自伝と言ってもいいぐらい、事実に即しています。もちろん、物語の内容は全部フィクションです。いろいろと男女の問題やら出てきますけど、全部フィクションですからね(まぁその辺はいろいろとヽ( ´ー`)ノ)。
◆およそ35年ほど前の話です。その頃二十歳ぐらいの若者だった僕たちと、今の同じ年代の若者に違いがあるかというと、そんなにはないように思います。意識や社会情勢の違いから少しずつイメージのズレはあるけれど、根本的なところは変わらないんじゃないかと。まだ怖さも知らず、恐れも知らず、ただ若者であることだけを頼りに生きていた日々。誰の人生にもあったんじゃないかという日々を描いた青春の物語です。楽しんでいただければ嬉しいです。
◆喫茶〈D〉のモデルとなった店で一緒に働いていたバイト仲間とは、今も付き合いがあります。もちろんまったくなくなってしまって35年以上も会ってない奴も大勢います。それでも、もしも、街でばったり会ったなら一瞬であの頃に戻ってしまうでしょう。そういう思いを共有できる時代を過ごしてこられたのは、本当に良かったと今も思います。

性格のようなもの2018年06月17日

◆晴れ間も見えたが夜になって小雨。
◆相変わらず北海道は寒い。少しは気温が上がったけどまだ暖房を続けたいぐらいの気温だ。そろそろ平年並みに戻ってくれないと農作物への影響もあるんじゃないか。頼むよ。
◆家の屋根の天辺にも届くぐらいに大きくなっていた庭の桜の木だけど、昨年の秋に剪定してもらった。住宅街の庭にあるには少しばかり大きく育ち過ぎていたのだ。秋の落ち葉も近所迷惑だったろうし(迷惑だと言ってきた人はいません)。なのですっかり小さくなった桜の木なんだけど、どうも葉っぱが二倍ぐらい大きくなっている気がする。枝を減らした分だけ葉っぱに栄養が行き渡るようになったんだろうか。きっとそういうことなんだろう。植えて二十年ぐらい経ってから剪定したので、次は十年後ぐらいだろうか。
◆写真はエレファントカシマシの新譜『WAKE UP』。
◆人はだいたい高校生ぐらいまでに見聞きしたもので感覚的なものは決まってしまうんじゃないか、とはよく聞く話で実際その通りだと思う。自分のことを考えてみても、強い影響を受けたものはおおよそ高校生ぐらいまでに見聞きしたものだ。もちろんそれ以降のものに影響を受けたことはあるけれども、それは喩えればケーキのデコレーション部分だ。内側のスポンジ部分にあるのはやっぱり高校生ぐらいまでに見聞きしてきたマンガや映画や小説や音楽で僕の大部分は作られている。じゃあさらにその根っこの部分は何だろうと掘り下げてみると、思ったのは淋しがり屋の自分がそこにいるということだ。五十半ばを過ぎたジジイにそんなことを言われてもめっちゃ気持ち悪いだろうが、それは疑いようのない事実。幼い頃の僕は淋しがり屋だった。誰かが同じ空間にいてくれないとものすごく困っていた。だから留守番のときには必死で〈誰もいない〉ということを忘れようとして小説やマンガやテレビやラジオに夢中になっていた。読書好きになったのはたぶんそのせいもある。
◆たぶん、今もそういうものは抜けていない。長時間一人で部屋で過ごすのは苦手な方だ(むろん、自分の家は別だが)。東京のホテルで一人泊まるとき、執筆しているとき以外はテレビを点けっ放しにしている。寝るときもボリュームを落として点けっ放しだ。それは誰かの話し声が欲しいからだ。
◆そういう性格のようなものはきっと作品にも滲み出るものじゃないかと思う。

言葉は交わし合うもの2018年06月09日

◆夜になって急激に冷えてきた。
◆現在22:32の外気温は9度ぐらい。いくら北海道とはいえこの時期にこの気温は寒い。一昨日の昼間は30度近くになったというのになんだこれは。かといって暖房を点けるのはあまりにも悔しいので冬用のカーディガンを着込んだりしている。そもそも僕は寒がりだ。寒がりというより、ずっと椅子に座っているから身体に熱を発しない。今も冬用のカーディガンを着ているけれどきっとストレッチをしたなら身体も温まってくると思うんだけど。
◆入院した余波がまだ続いていて締切りが渋滞して玉突き状態を起こし続けている。何とかひとつずつこなしてはいるけれど、担当編集さんにご迷惑を掛けてばかりだ。いっそのこと休んでしまおうかとも考えたけどそうしたらそうしたできっと後悔するんだ。なので、大変申し訳ないけど何とかひとつずつ書いていきますのでよろしくお願いします。
◆集中力が続かなくなったのは心臓をやっちまう前から感じていたので断じて病のせいではないのだ。これはいずれ何とかしなきゃならない。環境を変えるとかかなぁ。いやそうしなきゃならないって答えはわかっているんだけどね。
◆権力を持った人間は腐るのだ。それはもう間違いのない事実であり現実。権力を持っているのに清廉潔白な人間なんてドラマの中にしかいない。現実には絶対にいないと断言する。だから、政治家は全員腐っている。何度も言うが、身内に政治家のいらっしゃる方には申し訳ないが、事実だ。お金を持った人間は腐ると言い換えてもいい。ある程度の金持ちになるとどんどん心は腐っていく。まぁその反対に貧乏になればなるほど心は荒れていく部分もあるんだが。なかなか良い具合というところを見つけるのは難しい。
◆どれほど善き世の中を望んでもそうはならない。そもそも世界中の人が同じ方向性の善き世の中を見つけることが不可能に近い。全員が同じ夢を見るなんてことは、それは人類が破滅したという意味に近い。人類が歴史を重ねるということは傷の上に傷を重ねていくということなんだ。それは文字通り歴史が証明している。
◆だから、少しでもその傷を小さく浅くするためにわかり合い努力し合わなきゃならない。国のリーダー同士がそう思って導いてくれればいちばん手っ取り早いのにそうはならない。
◆せめて、それを理解できる僕たちはたとえ日常の会話であっても、わかり合おうとする努力をしなければならない。それが、コミュニケーションというものだ。言葉は交わし合うものだ。ぶつけあうものじゃない。

ハートのペイン2018年05月26日

◆曇り。
◆病を抱えてしまったことで、いろいろと、考えていかなきゃならない。
◆何が困ったかって〈心臓の痛み〉というものを脳と身体が覚えてしまったことだ。お医者様も言っていたがどうやら僕は今までも軽い心臓の痛み(つまりはごくごく軽い心筋梗塞めいたいもの)をやっていたらしい。思い起こせばひょっとしてあれがそうか、と思い至るものがある。そして今回自分で「あ、ヤバいなこれ心臓だな」と気づいて病院に行ったことで〈心臓の痛み〉というものがどういうものかをはっきりと〈認識〉してしまったのだ。認識してしまうと不思議なことに今まで感じなかったことも感じ取ってしまうようになる。
◆で、気のせいかもしれないが、今こうしてごく普通に生活はしているのだが、「あ、今までと違うな」ということを感じてしまっている。つまり薬のせいで「何だが心臓を通る血液の流れが良過ぎたりしてるな」とか、ちょっとしたことで〈心臓の痛み〉めいたものがフラッシュバックしたりするのだ。本当の痛みではなく〈幻痛〉めいたものなんだろう。思い出すとブルッと震えたりすることありますよね? あんな感じで痛みを思い出しちゃう。本当に痛いわけではないのだ。それでちょっとドキドキしたりする。まぁこれも少しずつ慣れるしかないのだろうけど。
◆今までも、夫婦で話し合って夜の運転は極力控えるようにしていた。年を取ってから夜目が利かなくなっていたし判断力も鈍っていたからだ。それに加えてこれからは長距離のドライブもできるだけ控えるようにする。一ヶ月に一回は故郷で施設に入っている母に会いに行っているけど、それも天気の良い調子のいい日だけにする。最悪、JRを使うこともあるかもしれない。そういうこともこれからは考えていかなきゃならない。
◆煙草は止めていない。原稿を書いたり、プロットを考えているときにどうしても心が欲したら吸うようにしている。いわゆる〈ヤニを入れる〉だ。なので、今のところ一日一本か二本の状態だ。そうなると困るのは煙草の乾燥だ。箱入りの煙草は僕の感覚では開けて一週間も経つと美味しくなくなる。なので吸ってなくても捨ててしまう。これは非常にもったいない。この問題を解決するべく今、ちょっとしたものを探している。
◆人生をちゃんと生きるために創意工夫は必要だよヽ( ´ー`)ノ

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