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2015年7月4日(土) 日々
◆晴れたり曇ったり。uratomoe
◆あっというまに7月も4日なのに日記の更新をしていなかった。もちろん何も書くことがないからだ。ずっと原稿を書いているだけの日々。そして北海道は蝦夷梅雨のような天候不順。夏の匂いが漂ってきても良い頃なのに寒いってどういうことだ。まぁそれが北海道だけどね。
コンサドーレ札幌はずーっと引き分けしかしていないような気がするぐらい引き分けが多い。負けないのは良いのだけど勝ち切れないのは困る。言いたいことはたくさんあるが、まぁ応援するしかない。そして北海道日本ハムファイターズもそうだ。言いたいことは、特に監督に言いたいことは山ほどあるのだがここではひとつだけ。〈調子の良い人間を出せ〉。3割打ってる人間をベンチで腐らすってどういうことだ。ここまでの両チームの戦いぶりに共通しての不満は監督の用兵のみです。
◆写真は最近発見したお気に入りのミュージシャン浦朋恵さんのニューアルバム〈ナツメヤシの指〉。これはいいです。すごくいい。基本ホーン(サックスとか)なのでインストゥルメンタルです。これからの季節にもピッタリ。
◆今年の夏は暑くなってくれるだろうか。やっぱり夏は暑くなくてはダメだ。まぁそれは熱帯夜なんて年に一、二回しかない北海道だから言えるのかもしれないけど。そして皆さん今から言っておきますが、蚊取り線香は〈金鳥〉です。回し者ではありませんが、夏の香りはやはり金鳥の蚊取り線香です。

7月5日(日) 日々
◆晴れ。tnosanka
◆さわやかな良い天気。これぞ北海道の暮春という気温に湿度。カラッとしていてそれでいて少し風に冷たさも混じっている。でももう7月なんだから夕方になると急に気温が下がり始めるのはそろそろ勘弁してくれ。カモンサマー。
◆言葉は悪いのだけど、ミュージシャン崩れの作家は相当に多いのだ。つまりミュージシャンにもなりたかったのだけど、自分の才能の無さにその道を諦めたという小説家。僕が知っているだけでも少なくとも十数人はそういう人が(もちろん小説家として一戦級の方々)いらっしゃる。今もバンド活動をしている人も多い。僕は二十代の頃に音楽の才能がないと気づいて、広告制作会社に入ったときにすっぱりと諦めた。その後、ギターにはほとんど触れていないし、アマチュアバンド活動もしていない。でも今も〈NO MUSIC, NO LIFE〉だ。音楽なしに生きることなんか考えられない。小説も音楽がないと書けない。何度もここに書いているけれど、僕は書こうと思った物語のサントラ盤を作ってから書き出す。書いている間はそれをiTunesで流しっぱなしだ。そしてもちろん僕のiTunesには何万曲も入っているし、日々それは増え続ける。写真の〈T字路s〉のニューアルバム『Tの讃歌』もついこの間入れたばかりだ。最高だ。ぜひ聴いていただきたい。
◆大好きなものがある。それだけで生きていく理由になると思う。子供たちには、若い人には、大好きなものを見つけてほしい。それがあるだけで、このくだらない世界に光が溢れ出すような何かを。なんだっていいんだ。好きになるのに理由はいらない。

7月10日(金) 日々
◆晴れ。暑かった。futagashira
◆沖縄の方は台風で大変なのに申し訳ないぐらいに良い天気。そして夏のような陽射しと気温。いつもは昼食後に散歩をしているんだけど、さすがに夕方に変更。それでも暑かった。ようやく北海道にもいつもの爽やかな夏がやってきたようだった。
◆まぁ自分で手に入れた道具はどう使おうがその人個人の自由だ。たとえば何万もするバカラのグラスに縁日で取ってきた金魚を入れてもそれは自由なのだ。金魚鉢の代わりぐらいなら、まぁ金持ちなんだね、で済ませられるだろう。でもそれをたとえば灰皿かなんかにしたらしかも水なんか入れて使っていたらさすがにそいつは「趣味が悪いか頭が悪いか」のどちらかだ。知り合いにもなりたくないと思う。
◆つまりは、そういうことだ。世の中ネットで便利な道具はたくさん増えるが、〈趣味が悪いか頭が悪いかどちらかあるいはその両方〉の人間が多くてしかもそいつらは使い方に遠慮会釈もないので悪目立ちする。正しき人は、そいつらに毒されて魂を下げないようにしてくれ。志を高く持ってくれ。同じ土俵に立つな。奴等は土俵に埋められたものが何なのかさえわかっちゃいないんだから。
◆写真はドラマ時代劇〈ふたがしら〉サウンドトラック。江戸時代劇はいつか書いてみたい。いや書く。
◆考えなくちゃならないことはたくさんあるけれども、結論はシンプルな方がいいんだ。戦争や貧困や迫害や差別が蔓延るこんな世の中を良い方向へ進めるにはどうしたらいいのか。簡単だ。皆で少しずつでもいいから他人に優しくなればいいんだ。

7月12日(日) 日々
◆晴れ。夏が始まった。jujuplayback
◆いやー、暑い。いきなり30度を超す夏日になってしまった札幌近郊。暑い夏がやってくるのは歓迎だけどいきなり過ぎだ。もう少し季節感たっぷりに情緒豊かにやってきてくれ。つい何日か前にはストーブを付けた地方もあったんだぞ。夜になって家の中の暑さは抜けずに窓を全開している。しかしまぁそれでもクーラーなんか必要ないってところが北海道だけどね。
北海道日本ハムファイターズはここのところ調子が良いのだが、コンサドーレ札幌は正念場だった上位チームの二戦を続けて落とした。まぁまだあきらめるには早過ぎるけど、なんかこうあと一歩二歩何とかできないのかよ、という調子がずーっと続いている。土地の力はありそうなのにそして芽が出てきているのに育ってこない伸びてこないって感じだ。野々村社長はがんばっていると思うんだけど、どうしたらあと少しの伸びが見えてくるのかなぁ。
◆写真はJUJUさんの新譜〈PLAYBACK〉。声に今までとは少し違う艶が出てきたような気がするなぁ。
◆広告制作会社にいた頃からストレスというものを感じたことがない。今もそうだ。正確に言えば巷でストレスと呼ばれるものは僕にとっては〈問題(トラブル)〉であって、トラブルであればそれは解決策を考えればあるいは講じればそれで済む話だ。いつまで経っても解決しないで胃が痛くなったりしたことがあったけれど、解決してしまえばそれでもうオッケー。死ぬこと以外はかすり傷と誰かが言っていたけど本当にそうだと思う。それと同時に〈死んでしまえば全部終わる〉と思っていたから〈じゃあ死ぬ前にもうひとあがき〉と常に思っていた。根っから能天気なんだろうと思う。心なんかいくら傷ついたって減るもんじゃないぜヽ( ´ー`)ノ

7月14日(火) 日々
◆曇り。でも暑い。hajimarinouta
◆少し湿度も高くて、部屋の中に暑さがこもるような一日。なのに風がめちゃ強かった。まだ蚊も出ていないとは思うのだが、既に二日前から蚊取り線香を焚いている。もちろん〈金鳥〉の蚊取り線香だ。蚊遣り豚に入れている。実はあまり人には言ってないが、私はブタのキャラクターが好きだ。我が家には大小様々なブタの人形やらぬいぐるみやらが、そうだなぁ30頭ぐらいはいるだろうか。その中にはもちろん蚊遣り豚もいる。毎年、今年はどれを使おうかなと考えるのも楽しみなのだ。
◆冥王星の姿が見えた夜。すごいなぁ、といつも思う。宇宙への夢は子供の頃から僕たちをわくわくさせてくれる。全世界が平和になるためには宇宙への夢を見続けなきゃならないんじゃないかと思う。どこかの国だけがやるんじゃなくて、世界中で協力して予算を出し合って宇宙への夢を見るんだ。子供っぽい話だけど、人間の文化文明、技術の進歩はいつだって子供の夢から始まっているんじゃないのか。そう思う。
◆写真は映画『はじまりのうた』。またひとつ音楽映画の佳作。
◆いじめの問題は、根深い。もう既に四十数年前にもなってしまった僕が小学生、中学生の頃にも既にあった。その頃はまだ〈いじめ〉という言葉はなかった。クラスに〈ボス〉と〈気が弱い奴〉がいただけだ。その時代の先生方がどういう対応をしていたのかは実際にはわからない。覚えているのは、かなり強い対応をしていたということだけ。そういえば中学のときにクラスの男子全員正座をさせられたことがあった。思い出すとそれはかなり理不尽なものだったし、正座させられたその問題は何も解決していなかった。でも、ひどいいじめをしていたような奴はろくな大人になっていないというのは、相当以前の話だけど判明した。
◆考えても出口はない。ただ、子供たちが良い夢を見られますように祈るのみ。

7月19日(日) 日々
◆曇り。湿度が高い。kazemachi
◆どうにも身体がだるい日々が続き、締切りにも追われていたのでかなり精神的にも具合が悪かった。これで熱でも出て寝込むほどに具合が悪ければあきらめもつくのだが生憎の健康体でメシも旨ければよく眠れる。単に身体がだるいだけなのだ。学校に行きたくない子供か! となってしまうような状態なので困る。
◆写真は松本隆さんのアルバム『新・風街図鑑』。松本隆さんはもちろん日本を代表する作詞家だ。そして僕らのような世代の人にとっては神様のようなミュージシャンでもあった。松本さんが作詞してヒットした歌は本当に数多くあって、もちろん素晴らしい曲がほとんどだ。
◆ひとつの素晴らしい歌があるとして、さて、作曲と作詞、どちらがその〈素晴らしさ〉に貢献しているのか? なんてことは考えなくてもいいんだけど、ミュージシャンになろうと自分でもソングライティングをしていた頃はよく考えた。っていうか悩んだ。自分で作詞作曲するならともかくも、友人の曲に歌詞を書いたり、自分の歌詞に友人に曲をつけてもらうときなど、相当に考えた。結論の出るものじゃないし、今、自分の大好きな曲のことを思ったとしてもやっぱりその二つがあいまってのことだから割り切れるものではない。オチがない話になってしまったけれど、作詞は難しいんだ(^_^;)。そして、以前にも書いたけれど、やっぱり僕は若い頃に作詞をしていたような感じで物語を書いていると思う。いろんな意味でね。

7月25日(土) 日々
◆雨。湿度が高い。sanoblood
◆ここのところの天候不順が思いっきり身体に響いている。とにかくやたら湿度が高い。じめじめしているまぁそれも北海道にしては、ということなんだけど。そしてそれに合わせるようにして身体が怠い。やっぱり僕は湿度に弱いなぁと。東京に行ってるときもそれは実感していたんだけど、年齢を重ねるごとに弱くなっていくみたいだ。
◆その身体の怠さに甘えてここの更新も途絶えていた。実際のところはずっと家にいて原稿書きだけしているので何もネタがないのが現状なのだけど。写真は佐野元春さんの待望の新譜『BLOOD MOON』。元春さんの自分の音楽を追求する姿勢には頭が下がる。デビューしたときからずっとその背中を追いかけているファンとしては、少しでも一緒に仕事できたことが本当に光栄で嬉しい。一生の宝物だ。
◆結局のところ、ミュージシャンは音楽を演り続けるし、小説家は物語を書き続けるしかない。もとよりそれしか能がないんだから。自分の作品を生み出す以外のところに口を出したり道を見つけたりするのはまぁその人の自由だし、そういう才を持った人はそれでいいとは思うけれども。
◆ぶれないこと。何よりもそれが大事だと実感している。迷いはあってもいいし、人間なんだから迷って当たり前だ。でも、芯は決してぶれないようにする。芯は、心と言い換えてもいいし、信と書き換えてもいい。
◆と、ここまで書いたところ妻が「わぁ!」とキッチンで驚いた声を出した。慌てて行くとどうやらクモが出たらしい。僕はばあちゃんに「夜出たクモは〈よぐも来たり〉だから殺しちゃいけないよ」と教えられたので、そっと捕まえて外に逃がす。そういうささいなことも、大事にする。