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7月5日(日) 日々 ◆晴れ。 ◆さわやかな良い天気。これぞ北海道の暮春という気温に湿度。カラッとしていてそれでいて少し風に冷たさも混じっている。でももう7月なんだから夕方になると急に気温が下がり始めるのはそろそろ勘弁してくれ。カモンサマー。 ◆言葉は悪いのだけど、ミュージシャン崩れの作家は相当に多いのだ。つまりミュージシャンにもなりたかったのだけど、自分の才能の無さにその道を諦めたという小説家。僕が知っているだけでも少なくとも十数人はそういう人が(もちろん小説家として一戦級の方々)いらっしゃる。今もバンド活動をしている人も多い。僕は二十代の頃に音楽の才能がないと気づいて、広告制作会社に入ったときにすっぱりと諦めた。その後、ギターにはほとんど触れていないし、アマチュアバンド活動もしていない。でも今も〈NO MUSIC, NO LIFE〉だ。音楽なしに生きることなんか考えられない。小説も音楽がないと書けない。何度もここに書いているけれど、僕は書こうと思った物語のサントラ盤を作ってから書き出す。書いている間はそれをiTunesで流しっぱなしだ。そしてもちろん僕のiTunesには何万曲も入っているし、日々それは増え続ける。写真の〈T字路s〉のニューアルバム『Tの讃歌』もついこの間入れたばかりだ。最高だ。ぜひ聴いていただきたい。 ◆大好きなものがある。それだけで生きていく理由になると思う。子供たちには、若い人には、大好きなものを見つけてほしい。それがあるだけで、このくだらない世界に光が溢れ出すような何かを。なんだっていいんだ。好きになるのに理由はいらない。
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