2015年5月1日(金) 日々 ◆晴れ。良い天気。 ◆いつもサイン本を置いてもらい、しかも私のコーナーが常設であるというありがたい札幌市の文教堂北野店さんへ行って、サイン本を作ってくる。文教堂北野店のWさん、本当にいつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。 ◆札幌及び近郊の書店の皆様、小路は呼ばれればサイン本を作りに伺いますのでどうぞご連絡をヽ( ´ー`)ノ ◆作風からか僕は温厚で優しい人間に思われがちだが、実はかなり怒りっぽい。いやそれを表に出すことはほとんどないのだが、世の中の頭に来るニュースには敏感に反応してしまう。バカでクズな連中など全員殺してしまえばいい、などと物騒な意見も持ってしまう。でもそんなものに反応していると小説が書けなくなってしまう。なので、普段はそういうものを遮断している。そのニュースについては何も考えないようにしている。自分のやるべきことは物語を書くことだけだ、と、決めている。それは逃避ではないかと言われればそうだ。けれども、若い頃ならいざ知らず、今はもう自分の中にあるエネルギーをあちこちに振り分けることなどできないのだ。執筆と、妻との暮らしと、家を出ていった子供たちのことの遠くから思うだけで精一杯だ。 ◆でも、悲しいニュースや辛いニュースのことを思い、せめて自分の身の回りではそんなことは起きないように気を配ることはできる。防げないかもしれないけれども、少しでも誰かに伝わればと思う。 ◆小さなことだ。子供を連れたお母さんを見かけたら気を配ってあげる。お年寄りがいたら少しの間見ていてあげる。デパートやレストランで扉を開けたときに後ろに誰かがいたら扉を開けて待っていてあげる。そんな小さなことだけど、ひょっとしたら周りの人が何かを感じてくれるかもしれない。 ◆人間は、そんなに多くのことをできない。日々を暮らしていくだけで、自分や家族のことだけで手一杯になってしまう。でも、そういうささやかな心配りなら、いつでもできる。 ◆皆がそういう気持ちでいれば、世界はもっと素晴らしいものになるはずだ。
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