2015年3月2日(月) 弥生 ◆晴れたり曇ったり雪が降ったり荒れ模様。 ◆三月は弥生。日本では卒業式があり、別れと旅立ちの季節。自分のことを振り返るとどんな感じだったかなぁと思うけどそれは『ダウンタウン』(河出書房新社)という作品におおむね書いていた。もちろんフィクションだけど、まぁだいたいあんな感じだった。もう二度とやってこない本当に貴重な日々だったと今になれば思える。 ◆僕の感覚では、高校を卒業したらもう大人だ。就職するにしろ進学するにしろ、〈大人〉なんだという感覚を持つべきだと思う。それは〈自分の行動に責任を持つ〉ということだ。高校生までは全ての責任を親任せにして良かったけれど、これからは自らの判断で動いて、その過程と結果には自分で責任を持つという意識。それが、19の春だと思う。 ◆もちろん、親の立場から言うと、いくつになっても子供は子供だ。何があろうといちばん最後に、最後の最後に頼るところが親、という感覚を持っていてもらいたい。そう思っていれば大抵のことには耐えられるだろう。生きていくのは大変だ。でもいざとなったら実家に逃げ帰ってくればいいんだ。 ◆今日、次男が高校を卒業した。来月から大学生だ。誰にも仕えず、何者でもなく、自分だけの日々を謳歌できる最後の四年間だ。大いに楽しんで悩んで学ぶといい。 ◆卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。来月から始まる新しい生活に、希望を抱えて向かってください。 ◆写真は〈BRUTUS〉。ロンドン特集かー。ついにロンドンには行けなかったな。まぁ行こうと思えば行けるんだろうけど、喫煙者には海外はもうツライからな。
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