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2014年10月4日(土) ららら星の彼方
◆曇ったり晴れたりatom
◆もう秋になってしまった北海道。朝晩の気温は10度を下回るし、昼間でも20度には届かない。今日などは13度ぐらいだったんじゃないかな。外出には秋物の上着が必要。
◆相変わらず締切りに追われてここの更新ができませんが、特にネタもないんです。毎日毎日ただ書いています。そんなに書いてるのに締切りに追われているのは僕のスケジューリングがマズイせいですね。編集さんのせいではありません。
◆小学生の頃に見たアニメやマンガや映画はどれだけ今の自分に影響を与えているのかと考えることもある。何度も言うようにすべてが今の僕の栄養にはなっているんだけど、実際に作品に表れているのはやはり思春期を迎えた中学・高校そして二十歳になる前に観たり読んだりしたものだと思う。僕の作品には明らかにその辺りの影響が色濃く出ている。
◆じゃあ、幼稚園小学生の頃に感じたものは何だろうと思いを馳せる。それは、憧れだったんじゃないかと思う。何せ幼稚園から小学生の小路幸也少年は常に憧れていた。空を飛べる少年、銃を撃てる少年、海に潜れる少年、宇宙から来た少年、ロボットの少年、ジャングルにいた少年、獣に変身する少年、ロボットを操縦する少年、超能力を使える少年、忍者の少年、……こうやって書くだけでテレビやマンガの中ではどれだけの少年が活躍していたのかと思う。もちろん、テレビやマンガだけじゃない。小説の、探偵の助手の少年にも憧れていた。彼は僕のヒーローの一人だった。
◆たぶん僕はずっと〈憧れの少年〉になりたかった。その気持ちが今もある。現実の世界ではなれなかったから、物語を書いているんだと思う。主人公に子供が多いのもそのせいかもしれない、と、少し思う。

10月12日(日) 日々
◆晴れ。穏やかな一日。madamny
◆何度も書いているけど本当に締切りが詰まっていてヤバくて今月はもう更新できないかもしれません。まぁそれは来月も再来月も年内ずっとなんですが。明らかに許容量をオーバーしてる枚数を書いています。日記を楽しみにしている方がいらっしゃったら申し訳ないです。
◆そして相変わらずネタもない。本当なら今日、松江で行われる〈踊ろうマチルダ〉〈中山うり〉さんのライブに行く予定だったのです。何せこの二人のステージが実現したのは僕の一言がきっかけだったのですよ。なので、ぜひとも行かなきゃならん! と、飛行機もホテルも予約していたのです。締切りはヤバかったけど行っちまえばこっちのもんだ、と思っていたのですが、まったく間の悪い事に台風ですよ。今夜のライブは大丈夫だったのですが、どう考えても北海道に帰ってこられなくなる状況に陥るのは目に見えていたので、断念しました。本当に悔しい。行きたかった……。まぁでも場所が松江だけに10月に集まる神様達が「今回は止めとけ、原稿を書け」と言っているんだと思うことにします。
◆何をそんなに書いているのかと言うと、通常の連載八本の他に『旅者の歌』第三部を書き下ろし中に加え、〈少年探偵団〉の書き下ろしもあるのです。頑張ってます。とにかく書いています。あぁあれも書かなきゃいけないんだった思い出した。
◆今年の新刊はあと1冊のはずです。文庫もあと1冊かな? いずれも『旅者の歌』(幻冬舎)ですね。そしてポプラ社さんからアンソロジーが確か来月出ますね。
◆さて、もうひとがんばりします。次の更新はいつになるかお楽しみにヽ( ´ー`)ノ

10月20日(月) 日々。いい試合だった。
◆晴れたり曇ったり。穏やかな日。koyanoyoujinbou
北海道日本ハムファイターズはCSでリーグ優勝のソフトバンクとまさに死闘を繰り広げた。全部の試合がおもしろかったなー。3位で終わったシーズン、ソフトバンクとの差は6ゲームぐらいあった(確か)。それをここまで盛り上げておもしろいゲームを最終戦まで繰り広げてくれたのだから、個人的には充分満足だ。引退を決意した稲葉も金子も最後までチームを引っ張ったし、何といっても来シーズンを担う若手が大きく成長してくれた。栗山監督も若手をどんどん起用した。采配には相変わらず疑問は多いけど、CSでも若手を起用した意義は大きいと思う。楽しませてくれた。来シーズンも頑張ってファンを楽しませてくれ。
◆そして、最後に稲葉と金子を胴上げしてくれたソフトバンクホークスのナイン、ファンの皆さんありがとう。日本シリーズ、頑張ってください。来年もいい戦いをしましょう。
◆そしてコンサドーレ札幌は富山と戦って2−0で勝利。なんとかプレーオフを狙える圏内に留まっている。小野が怪我で出られなくてここまで来ているわけだが、この先小野が出てきたときにどういう戦いができるかが勝負かな。Jリーグ屈指のエレベーターチームなので(^_^;)、このまま仮にJ1に上がってもまだチーム力は足りない。でも、もし、小野が戦列復帰して凄い戦いができたのならば、昇格を狙ってもいいかなとは思う。
◆やーそれにしても稲葉と金子の胴上げには泣かせてもらった。やっぱね、人間たまには感激して泣かなきゃ駄目だよ。安っぽい感動はいらないけどな。
◆で、野球とサッカーは観ていますが、それ以外はひたすら書いています。他に何にもしていません。

10月24日(金) 日々
◆晴れたり曇ったり。気温が低い。jacktachi
◆そろそろ平野部で初雪が降るかもよー、と天気予報が脅しをかける季節になってしまった。実際今外はかなり寒い。本格的な冬支度には来月になってからでいいけれど、気持ちだけは秋から冬に持っていかないとならないね。うっかりしていたら風邪を引いたりするから。
◆一人の人間の一生の間にはけっこう凄い事がたくさん起こるものだと思う。たとえば僕は五十三歳だけど、アポロが月に行った。凄かった。ウォークマンが出た。CDが出た。それからソ連がなくなった。ベルリンの壁もなくなった。Appleが出来た。インターネットが出現した。携帯電話が普及した。どれもこれも人間たちが為し得たスゴい出来事だと思う。革命的だと言ってもいい。僕のばあちゃんなんかも「戦争が終わってたった二十年で東京オリンピックが開催された時なんか信じられなかった。夢なんじゃないかって思った」って言ってた。そういう凄い出来事は生きている間に起こるんだ。これからもきっと凄い出来事は起こるだろう。宇宙エレベーターも本当に出来上がるかもしれないし、火星に人が住むかもしれない。どこでもドアが実現するかもしれない。
◆もっと〈未来はきっとスゴイ〉と信じていいんじゃないか。そりゃあ歪みはあるだろう。たくさん出てくるだろう。光があれば影がある。んなことあたりまえだ。だからって濃い影を怖がってせっかくの光を弱めるなんて馬鹿らしい。全部グレーゾーンにして何が楽しいんだ。
◆写真は〈ジャック・タチコンプリートボックス〉。僕は〈変なおじさん〉になりたかった。志村けんのじゃなくて(^_^;)、いつもにこにこして、ふらっとやってきて、皆を楽しませたりちょっと困らせたりして、でも結局笑顔にしてどこかに去っていく親戚の変なおじさん。子供たちに「人生を楽しめ!」とか言ってどこかへふらっと行ってしまうおじさん。自分の書く物語はそうあってほしいと思って書いている。いつでも、どんなときでも、ハッピーエンドだ。せっかく物語を作れるのに楽しい物語を残さないでどうするってなもんだ。