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2012年7月3日(火) 日々
◆晴れたり曇ったり。少し湿度が高い。elton
◆7月になってしまった。もう今年も半分終わったんじゃないか。まったく何をしてきたんだと考えると原稿ばっかり書いていたんだけどさ。しかもそれはとても幸せなことだ。
◆ここのところ色々な人生の事情が重なり実家に顔を出すことが多くなっている。今日も朝早く起きて行ってきた。高速道路を使って飛ばせば1時間半ぐらいで着く距離とはいえ、この年になると日帰りはちょっと疲れる。
◆原発問題に限らず、世の中の様々愚かな行為に対して言いたいことはむろんある。あるけど言いたくもない。大きなものを変えるためには大きな力を得なければならないのだ。その大きな力というものはどういうものかを考えるなら、何をすべきか何をしないかおのずと知れてくるはずなのだが。
◆一人の人間が後の世に何を残せるか。普通は、何も残せないのだ。すごい才能やすごい能力やすごい運を持った人間はそうそういない。ほんの一握りだ。九割以上の人は世の中にほとんど何も残せずに死んでいく。でも、実は、どんな人間にも後の世に残せるものがある。子供だ。健康上問題がなければ自分の可愛い子供残していくことができる。その子供に、自分の生き様を見せることができる。
◆正しく生きること。それを自分の子供に残す。それだけでもその人の人生は実りある豊かなものになって終わるはずだ。そう思う。

7月4日(水) 日々
◆晴れたり曇ったり。cyborg009
◆広告会社にいた頃の自分のサイズを話すといつも女性陣に怒られるのだが、身長173センチで体重は52キロ前後だった。ウエストはジーンズでいうと27インチでラクラク。いちばん痩せていた頃、アニエスbのものが好きでよく買っていたのだけど、パンツはレディースでもオッケーだった。ベルトに至ってはメンズだと腰を二周する(^_^;)。ところが会社を辞めてフリーになって家で執筆するようになると一年間ほどで10キロぐらい太った。いかに会社というところが精神的な疲労を重ねるかというのが判る実例(^_^;)。今現在は62キロ前後で、まぁ体形としてはどちらかといえば痩せ形のままなのだが、やっぱり50キロ台のイメージがあるので身体は重く感じる。ジーンズも今では29インチだ。なので、いつも体重をもう少し落とそうと考えるのだが生来の面倒臭がり屋なので中々やらない。今年こそ体重を50キロ台に落とそうと思う。
◆でもねー歳を取るとなんだかどうでもよくなってくるんだよねヽ( ´ー`)ノ。そういう意味で、やはり男女ともにいくつになっても恋は必要だと思う(別に浮気とかそういうんじゃないよ)。異性に(もしくは好きな人に)よく見られたいという気持ちは大切なのだ。その気持ちが自然と生活の質を変えて行く。
◆〈恋は遠い日の花火ではない〉というのは本当に永遠の名作コピーだ。みんな恋をしよう。好きな人に好意を持ってもらえるように日々努力しよう。中身はもちろん見掛けも。

7月5日(木) 日々
◆曇ったり雨が降ったり。蒸し暑い。ikiru
◆広告制作会社時代の同僚が、後輩が亡くなった。突然の死だった。僕よりも若いまだ40代後半の働き盛りだった。会社を辞めてから付き合いが深かったわけでもないし、同僚だった頃にチームを組んで仕事をしたわけでもない。それでも、20代後半から30代前半のまだバブルの残滓があった頃の広告業界であの空気を一緒に感じて仕事をしてきた仲間。通夜の後、集まった昔の仲間といろいろ話をしてきた。まだ若かったから、いろいろあった。思い出せば、社会人という季節の青春期を過ごした仲間だった。彼も僕と同じようにその会社を辞めた後はデザイナーとして独立して広告業界の中で生きてきた。その厳しさと辛さは十二分に、嫌というほど理解できる。その中で二人の子供を曲がりなりにも育ててきたんだ。
◆「お疲れ様。まぁお前の分も頑張って生きるよ」と、空に向かって言うしかない。
◆他人事じゃない。人生なんかいつどこでどうなるかわからない。わからないから一生懸命毎日を生きる、なんてことを考えて肩に力を入れても長続きはしない。日々の暮らしに流される。流されて漂っても沈まなきゃいい。沈まない心さえ持ち続ければ、流されてもどこかに辿り着く。漂って、沈まず。座右の銘のひとつ。

7月9日(月) 日々
◆曇ったり雨が降ったり。oretacchinomaturi
◆中学から高校の頃のドラマに〈俺たちシリーズ〉がある。『俺たちの勲章』『俺たちの旅』『俺たちの朝』そして『俺たちの祭』。前の三つは中学時代だったので夢中になり全部観ていた。ドラマの主人公の生き様には、その後の人生にかなり影響を受けた部分も多い。たぶん今僕が書いている小説にも少なからずこの辺りのエッセンスは出ているはずだ。男二人に女一人という登場人物の組み合わせなどは間違いなくこれらのドラマの設定があったはず。その中で『俺たちの祭』だけは高校生になって帰りが遅くなったりあまりテレビを観なくなったせいもあって、ほとんど記憶にはない。それまでのシリーズと違ってやたら重苦しいドラマだったという印象が残っているだけ。再発されたDVDを手に入れて第一話を観てみたけど本当に暗かった(^_^;)。僕らが高校生の頃は時代がどんどん明るい方へ、贅沢な方へ流れて行き出した頃で、そういう意味でもかなり貧乏臭いこのドラマは受け入れられなかったのかもしれない(実際視聴率が悪くて途中で打ち切りになっている)。それでも、覚えているシーンはどれも印象的だった。それまでの青春群像劇とはまた違う視点も新鮮だった。全部観て、この時代の悩める若者たちの空気感を掴んでみようと思う。
◆今となっては恥ずかしいのだけど〈好きなことだけやって生きていく〉という思いは間違いなく『俺たちの旅』に影響されたものだ。根が単純だったのだろうか、その思いは年を取ってもまったく消えることがなかった。運良く、今まで本当に好きなことだけやって生きてこられた。現実の重さに押し潰されそうになっても、その思いが土台となって支えてくれた。
◆物語には、そういう力がある。自分の書く物語が誰かの支えになってくれたら、そんな幸せなことはないな、と思う。

7月10日(火) 日々
◆曇ったり晴れたり。charlotie
◆相変わらず原稿ばかり書いているので何もネタなんかない。ニュースをネタにしようとすると腹が立ってきたりどげんとせんかいかんという妄想ばかりで執筆に支障を来すので見ないようにする。本当にできることならば情報が遮断される場所に引きこもって資料だけに囲まれて執筆したいところだけどそうもいかないしそんな文豪みたいな真似は出来っこない。なんかいつにも増して引きこもってるなぁという感があるのは毎年行っていた6月の東京行きをあまりにも締切りが重なったので取りやめたからだね。たまには顔を出したいところだけど7月8月の東京の暑さを考えると行きたくない。何を好きこのんで避暑地である北海道から行くんだってね。おいでませ北海道。写真はこの頃は可愛かったよねシャルロット・ゲーンズブール〈シャルロット・フォーエバー〉
◆今日の日ハムは良い勝ち方をしたね。これで不調を抜け出せるかなぁ。
◆まぁ本来の意味は少し違うのだけど悪貨は良貨を駆逐するって本当だと思うんだよね。声のデカイ奴が勝つとかさ。良質な文化って守らないと消えていくとか。まぁそもそも消えていくような文化は結局衰退するって意見もあるんだろうけど。でもやっぱり、良いものは守らないとダメだと思う。守るのはどこかって話になるとそれは国に守ってほしいんだけど、日本政府にそれを期待するのは無理ってもんだろうな。

7月12日(木) 『キシャツー』
◆雨。kishatsu
◆九州の方は大変なことになっているとか。こちらも朝から随分降っている。この辺りは何十年か前に洪水被害があったからなぁ。そんな日に見本が届きました。もうすぐ発売の新刊『キシャツー』(河出書房新社)です。〈キシャツー〉とは〈汽車通学〉のことです。もちろん今は電車ですが、一部地域ではまだ〈汽車〉という呼び方が残っていて、電車で通学することを〈汽車通〉と呼ぶようですね。ちなみに僕の住む辺りは言いません(^_^;)。舞台は北海道の海沿いの小さな町です。JRは走っていますが、どれも一両編成で日中は一時間に一本ぐらいしかない田舎町。割りと北海道にはどこにでもあるような感じです。そこで〈キシャツー〉をする女子高生たちが、夏休みのある日、東京からやってきてキャンプをしている男子高校生に出会って……という導入部です。特に大きな事件は起こりません。東京からやってきた男子高校生は確かにワケアリですけどそれもそう大きなトラブルではありません。それをきっかけとして、淡々と進学や進級を控えた田舎の高校生たちの思いが少しずつ交錯していきます。この物語、僕がアイデアを出したわけではなく、担当編集さんが持ってきた一冊の写真集がきっかけでした。文字通り田舎の高校生たちの通学風景を撮っていた写真集。「この雰囲気が好きなんですよねー」という担当さんのために「じゃあ書いてみようか」と(^_^;)。僕が読者であれば「ぬるいな」と言う物語かもしれませんが、自分が高校時代に感じたものをいろいろと塗り重ねたつもりです。どうぞよろしくお願いします。
◆そういえばうちの息子も〈キシャツー〉だったなーと思い出しました。僕はずっと〈歩き〉でしたね。あ、違うか、中学のとき引っ越したんで一年だけバス通学をしたんだった。今思い出した。
◆新刊がやたら出て本当にごめんなさい。8月は『ナモナキラクエン』(角川書店)、9月は『つむじダブル』(ポプラ社)、10月は『蜂蜜秘密』(文藝春秋)と続きます。それで一応予定としては今年の単行本は終了です。文庫はまだありますけどね(^_^;)。

7月15日(日) 日々
◆晴れ。晴れるけど夜は涼しい。takakuraken
◆まぁしかしわざわざ北海道まで来てくれたってのにG舎さんとの打ち合わせをコロッと忘れてたりして本当に困ったもんだ。そんなのは一度も、いや一回あったか。地元の新聞社のインタビューを忘れていたことがあったな。めったにないんですが本当に申し訳ありませんでしたG舎担当編集のNさん、Sさん。お詫びに頑張って書きますので。
◆小心者の性格故なのかどうなのか忘れ物とかそういうのは本当に滅多にしない。どこかに出掛けるなら事前にきっちり準備をしないと落ち着かないし約束の時間にかなり余裕をみて向こうに着くようにしないと安心できない。だからまぁ余計に出不精になるんだよね。飛行機嫌いなのもそのせいだ。30分前には来てくださいなんて言われたら一時間前にはいかないと気が済まないんだから。そんなのを気にしない心にゆとりをもった人間になりたいものだがもう50歳を過ぎてるんだから無理だろうな。自分、不器用ですからって写真は高倉健さんのBlu-rayコレクション。いや俺はけっこう器用な方だった。
◆考えてみると学生時代の気の合う、というか仲良くしたいと思った男友達はみんなどっしり構えておおらかな男ばかりだったなぁと思う。やっぱり自分にないものを求めるんだな。
◆まぁきっと今もいろんな人に迷惑を掛けながら恥をかきながら生きているんだろうけど、できれば小学生時代ぐらいまで遡って時代時代の友人たちに謝りたい。あの頃はこんなことで迷惑かけてごめんねって。ほとんどはささいなことだけど、50年も生きれてれば心の底から後悔している出来事のひとつやふたつはある。そういう気持ちを作品の中に反映させることも、ある。書きながら、あいつや、あの子の顔を思い浮かべている。

7月16日(月) 日々
◆晴れ。なかなか夏の気温にならない日々。sanolive
◆ジブリ作品『コクリコ坂から』を今頃観た。宮崎駿さんが脚本を書いて、息子の宮崎吾朗さんが監督をしたアニメ。アニメに関しては一家言を持つ方がたくさんいらっしゃるのでこの作品もあぁだこうだ言われているんでしょうね。僕はいい作品だと思いました。気になる点は何ヶ所かあったのだけど、徐々に引き込まれて最後には満足して頷けました。気になったのは、音楽の使い方。そのシーンのイメージを音楽に頼り過ぎた感じが冒頭から感じました。もうひとつは、登場人物たちの動きに風を感じなかったこと。本当にささいなことなんですが、宮崎駿監督に持つイメージは〈風〉です。風に揺れる髪の毛や服などの動きがとても印象的なのですが、それを感じなかったのです。これはつまりアニメ監督としての力量なのでしょうね。まぁでもそれも宮崎駿監督作品と比べて、ということですから。単に気になったというだけです。
◆しかしアニメ監督というのは本当に大変な仕事だと思います。何せ全てを描いて表現しなきゃならないのですから。ふわっと揺れるスカーフを何秒か表現するだけで(しかも本筋には何の関係もないのに)何十枚も絵を描かなきゃならないんですよね。神は細部に宿ると言いますが、アニメ作品は全てに神を宿らせようとしたらとんでもないことになりますね。写真は〈佐野元春ライブアンソロジー1980-2010〉。
◆偉大な父を持つ宮崎吾朗さんの苦悩はこれからも続くんだろうなぁ。一度お会いしてお話してみたい人物です。

7月19日(木) 日々
◆晴れ。北海道の短い夏はまだだ。sherlock2
◆希望、というのは本当に素晴らしいもので、どんなに小さいものでもそれがあれば生き続ける気持ちが湧いてくる。そんなに大げさなものではないのだけど、今までの人生でも何度かそれを経験した。いちばんわかりやすいところでは作家としてデビューが決まった頃だ。何度もインタビューで答えているしここでも書いているけど僕は38歳で14年間勤めた会社を辞めてフリーになった。少なくとも安定した生活をその年齢で、しかも家のローンと妻と二人の子供を抱えて捨てたのだ(老婆心ながらまったくお勧めしない)。それからデビューが決まるまでに4年掛かった。その4年の間には僕の見通しの甘さもあり生活がかなり苦しくなった。もうダメかなと諦めかけたときに講談社からメフィスト賞受賞の連絡が入ったのだ。まさに〈希望の灯〉だった。受賞が決まってもお金が入るわけじゃないので生活は相変わらず苦しかった。それでも、プロとして第一歩を踏み出せるという思いは確かに生きる力を与えてくれた(まぁデビューしてもまったく売れなくてそこからさらに4年間は苦しくてその希望の灯も消えかかったのだが(^_^;))。写真はドラマ『シャーロック シーズン2』。
◆明日への希望は、黙っていてもやってくるものじゃない。作り出そうとする意志が必要だと思う。こんな時代だけど、その人だけの希望は絶対作り出せる。どんなささいなものでもいい。生き続ける力を与えてくれる希望を見つけてほしい。

7月23日(月) 日々
◆晴れ。さして暑くもない。darkknight
◆あまり売っていない煙草を吸っている。なので、近所のコンビニに頼んでいつも仕入れて貰っているのだけど、店長がうっかり注文し忘れて切らしてしまった。仕方ないので札幌までお買い物。ついでに本屋に寄ってきた。いつも買っている漫画の新刊や、谷川俊太郎さんの本を買ってきた。
◆意外に思われるかもしれないけれど、詩集を買うことも多い。谷川俊太郎さんの本もかなりの数が本棚にある。でも現代詩に詳しいわけでもなく、単に雰囲気で買っている。詩の持つ言葉の韻律が好きなのだ。あまり深く考えることもなく、口の中で転がすようにしてその韻律を、リズムを愉しんでいる。
◆僕たち小説家も、実は言葉の韻律を、リズムを大事にする商売だ。詩ほど大胆にはできないけれど、その人独特のリズムというものが文章に現れる。それが案外好き嫌いに直結するんじゃないかとも思っている。極論してしまうと、作家になれるかなれないかは、自分の文章のリズムを手に入れられるどうかにかかってくると思う。どうすれば自分の文章のリズムを手に入れられるかは、残念ながら誰にも答えは出せない。自分で見つけるしかない。
◆まぁでもそれは普段の生活でもそうなんだろう。仕事とプライベート、毎日の生活のリズムというものをきちんと出来る人は、やっぱりいい人生を歩んでいるんじゃないのか。どうも最近上手く行かないという人は、今の自分が抱えているもので何が必要か不必要かを考えて、リズムを整えてみたらいいかもしれない。

7月24日(火) 日々
◆晴れ。sionkindofmind
◆最近ネコが我が家のベランダの手摺りを散歩コースにしている。野良猫にしてはきれいなのでたぶんどこかの飼い猫だとは思うんだが。歩くのはいいけどお○っこはしないでね。
◆今この瞬間にも、いじめが辛くて泣いている子はいるのだろうか。泣くこともできないでいるんだろうか。誰にも言えないでいる子はいるんだろうか。言っても誰も助けてくれない子はいるんだろうか。そういう子に、伝えたい。頼む。大声で泣き叫んでくれ。助けてくれって、声を上げて泣いてくれ。そこから逃げ出していい。かっこわるくてもいい。情けなくてもいい。恥ずかしくてもいい。そんなことはどうでもいいから、大声で泣き叫んでくれ。君のその泣き声を、聞いてくれる人が必ずどこかにいる。周りにいなくても、どこかには必ずいる。死ぬな。自分で命を絶つのはやめろ。死んじまったら、終わりだ。君の人生をそんなことで終わらせるな。君の魂をそんなことで腐らせるな。あらん限りの大声で、泣き叫ぶんだ。助けてくれって、叫んでくれ。頼む。
◆写真はSIONのニューアルバム『Kind of Mind』
◆助けてほしいと叫ぶことは、恥ずかしいことじゃない。それは、負けじゃない。戦うひとつの手段だ。どんなに弱い人間でも生まれた瞬間にその手にしている、武器だ。君はこの世に生まれ落ちた瞬間に、その武器をもう使っているんだ。もう一度、使ってくれ。泣き叫んでくれ。助けてほしいと、声を上げてくれ。

7月26日(木) 日々
◆晴れ。暑かったー。tonbi
◆オリンピックの開幕前のサッカーが始まった。なでしこジャパンは堂々たる戦いぶりでカナダを撃破。本当になでしこたちはたくましくなっている。もちろん研究されているし強い国は他にもあるのでメダル確実とは言えないけれど充分に期待させる内容だった。この調子で勝ち進んでぜひメダルを。再び青き衣で金色を。
◆そしてまったく期待されていない(^_^;)男子オリンピック代表は強豪スペインと。これがまぁどう評価していいのやら(^_^;)。そもそもスペインは本当に金メダル候補なのかという疑問も湧いてくるのだが、とにかく前半の1点を守り切ったのはお見事。さらにいえばあれだけ絶好機を外しまくったのに勝ったのはスゴイ。さらにいえばスペイン10人になったとはいえあれだけ外しまくった日本代表から1点取れないってどういうことよ、と(^_^;)。でも、試合の入り方も日本は良かった。よくプレッシャーをかけたし、ボールホルダーに寄っていった。結局あの姿勢がスペインのリズムを狂わせたのだろう。広い意味で、泥臭くとにかくボールを追ったことがこの勝利を呼び込んだ。これで、予選突破の可能性も出てきた。この試合に挑んだ姿勢を忘れずに頑張ってほしい。下馬評を引っ繰り返して、ジャイアントキリングを起こせ(いやもう起こしたのか)。

7月28日(土) 日々
◆晴れ。暑いよー。jujumtv
◆オリンピックに沸く中で今日からJ1は中断開け。後半戦の戦いが始まる。いまだ勝ちが1勝しかないコンサドーレ札幌はこの中断期間に3人の外国人選手を補強した。DFとMFとFWを一人ずつ。つまりセンターラインをまるごと補強したのだ。首脳陣の話によると「賭け」だそうだ。このままほぼ決まりそうな降格を見据えるわけにはいかない。しかし監督と選手の間には信頼関係がある(のだそうだ)。従って監督を更迭するより使えない外国人を総取っ換えする、と。その3人を先発させて、名古屋と戦い結果は2-1の勝ち。中二日の名古屋の状態を考えると絶対に勝たなければならない試合を見事に勝った。そしてようやく2勝目。3人の助っ人はそれぞれに味は出してくれた。今の状態を70%とするなら大いに期待はできる。何よりカンフル剤を打って結果を出して勝てたことが選手に自信を与えるだろう。起用法には相変わらず大いに疑問は残るのだが、これをきっかけにして残留に向けて気合いを入れてほしい。
◆写真はJUJU『MTV UNPLUGGED』
◆そしてオリンピックのなでしこジャパンはスウェーデンと引き分け。澤と宮間が調子悪かったね。柱の二人が重いとこうなるという結果。しかし、決して悪い結果ではない。このまま確実にメダルへの道を進んでほしい。
◆オリンピックをずーっと観ていたいんだけどそうもいかないのが悲しい。