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2011年11月の日記

11月2日(水) 『僕たちの旅の話をしよう』みらい文庫版
◆穏やかな一日。bokumirai1
◆もうそろそろ冷え込んでくる時期なんだけど、ここのところ天候は穏やか。届いたのは、以前にメディアファクトリー文庫として出した『僕たちの旅の話をしよう』を小学生向けにした『僕たちの旅の話をしよう』みらい文庫版(集英社みらい文庫)です。内容はまったく変わっていません。小学生も読めるように、総ルビがついて字が大きくて挿絵がついただけです。この話は〈集英社みらい文庫〉が立ち上がるときにご相談を受けまして、僕はまったくかまわなかったので、メディアファクトリーさんと集英社さんで話し合ってもらってこういう形になりました。一応、大人向け(あ、ヤングアダルトだったかな)として出した物語なんですが、こうしてみると小学生向けでもまったく違和感がないという(^_^;)。確か、この話を考えたときに結末を二通り考えていたのです。ちょっと大人なビターなものと、そうではない現行のもの。最終的には子供たちに読んでもらってもいいように、と今の結末にしました。こういう形で再出版されると、それで良かったかもしれませんね。小学生のお子さんのいらっしゃる皆様、この機会に楽しんでいただけたら嬉しいです。
◆いつも書いてるし、インタビューでも答えているけど、僕はことさら子供好きってわけでもないし、家族というものにこだわってるわけでもない。いつの間にか子供を書かせたら上手いとか家族小説の名手なんてことを言われるようになってしまったけど、どうしてだか自分でもわからない(^_^;)。狙っているわけでは全然ないのだ。ただ、〈仲間〉というものへの憧れみたいなものは子供の頃からずっと持っていたかもしれない。それが、物語を作る上での何かになっているのかもしれない。
◆どちらかといえば僕は一人を好むタイプだ。それなのに、淋しがり屋だ。以前に喫茶店のオヤジになりたいと書いたけど正にその状態が僕の理想だ。一人でのんびり店にいて、誰かが訪ねてきてくれれば嬉しい。そこで皆が楽しく過ごしてくれればなお嬉しい。そんな感じだ。
◆気づけばもう11月になっていて、年末進行のことを考えると締切りがどんどん重なってきて胃がキリキリと痛むような感じになってきてるじゃあーりませんか。まずい。本当にまずい。ちょっとギアを上げる。上げるったら上げる。マジで。

11月4日(金) 日々
◆晴れ。暖かい一日。concert
◆そろそろ冬支度を始めなくちゃならない。衣替えはもちろんもう終わっている。庭の木に雪囲いをしたり、冬の雪かきの道具を物置きから出しておいたり、車のタイヤをスタッドレスに替えたりワイパーも冬用に替えたり、冬靴は買い替えようかなぁとか長靴は大丈夫かなとかあれこれあれこれ。長い冬がやってくるけど何せ雪国に50年も住んでいるんだから別になんてことはない。そろそろ雪かきがキツイから除雪機でも買うかーなんて話しているけどまだ息子たちもいるし大丈夫でしょう、なんて話す。そんな日常。
◆〈智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。〉敬愛する夏目漱石は『草枕』にそう書いた。まったくもって日本と言う国は何一つ変わっていないんじゃないか。漱石の時代、近代化西欧化と騒いでいた明治の時代と今を比べたら、まったく同じじゃないのか。マスコミはその使命を忘れて都合のいい嘘をまき散らして情報は溢れ返っている。何が正しいのかを選ぶのはやたら難しい。理を解けば鬱陶しいと言われる。情けを掛ければ損をする。閉じこもれば社会不適応者だ。漱石はさらにこう書いた。〈住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい〉。
◆小説家に世の中をどうこうなんか出来やしない。せめて楽しんでもらえるために、明日も頑張ろうという気持ちを持ってもらえるような物語を書く。

11月7日(月) 日々
◆曇り。rs
◆コンサドーレ札幌は昨日の試合、東京ヴェルディとアウェイで2-1の負け。開始早々の猛攻で点が取れないと負けるというパターンを確立したコンサはこの試合もそのパターン。とにかく、ここのところコンサは常に攻撃的に最初から仕掛けていく。そしてそれが決まると、つまり先制点を取ると必ず勝つ。そういうゲームが出来るのに、そこで取れないと負けるというのはこれはもうなんだろう、メンタリティの部分なのかなぁ。まぁとにかくあと4試合。現在勝ち点差で4位。おそらく昇格争いはコンサを含めた上位4チームに絞られた(まだ可能性を残すチームもあるけど)。全部勝つしかないのだ。神様が味方したら2勝2敗でも行けるかもしれないけど。
◆様々な情報や状況を勘案するに、今、日本という国がいろんな意味で沈みかけ始めているのは間違いないと思う。フジテレビを始めとするマスコミが韓国に侵食されつつあるのもそのひとつだ。その一方でなんとかしようと必死で動いている人もいる。国を変えようと思ったらある程度の極端な行動は必要になるのは歴史的に見て間違いない。その極端な行動というものが、今後どういう形でいつ起こるのか。
◆せめて、情報の灯台になるようなものはできないだろうか。世の中に溢れ出る様々な情報を〈どれが正しくてどれが間違っているのかをきちんと示唆する〉ようなもの。どこから攻められても動じない圧倒的な〈中立公正〉の旗を掲げられるようなもの。できないだろうか?
◆写真はローリングストーンズ『サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス’78』

11月9日(水) 『花咲小路四丁目の聖人』
◆晴れたり曇ったり。saint1
◆ぐんと冷え込んできた北海道。そんな日に届いたのは新刊『花咲小路四丁目の聖人』(ポプラ社)です。『asta*』連載時は『HELLO! Mr.SAINT 花咲小路四丁目の聖人』でした。僕の作品ではよくある〈なんでそんな設定にするんだ〉という〈日常の中の荒唐無稽〉の類いでして、さびれた商店街には実はイギリスでその名を馳せた怪盗紳士が隠居していて、さらには何故かその商店街を狙う国際的な大企業があってさぁどうする、というお話です。オマージュ、というほど正面切ったものではないのですが、この怪盗紳士の名前は通称〈SAINT〉。決してアニメの類いではありません。そもそも〈怪盗セイント〉というのはイギリスの作家レスリー・チャータリスが生み出したサイモン・テンプラーという怪盗の通称なのです。僕は小学生の頃にこの〈怪盗セイント〉シリーズ(運が良ければ古本屋でジュブナイルものが手に入るかもしれません)を夢中になって読みました。今回イギリスの大泥棒という設定を考えたときに、恐れ多くもこの名前を拝借しようと考えたのです(レスリー・チャータリスを知るオールドミステリファンの皆様ごめんなさい)。本当に荒唐無稽な悪く言えばバカ話ですが、笑ってちょっとハラハラしながら、そしてちょっぴりラブロマンス風味もふりかけました。ただただ楽しく読める物語に仕上げたつもりです。長い秋の夜、読んでいただいて、あー楽しかったと本を閉じて、良い眠りに就いていただければとても嬉しいです。
◆全国に小さな〈なんとか小路〉という商店街があると思います。そして今はとても辛い状況に陥ってるところも多いかと。がんばれ商店街というエールも少し込めました。
◆ところで〈花咲〉という地名は日本のあちこちにあるかもしれませんが、僕の故郷である旭川市にも花咲町というところがあるのです。花咲ガニなんてのも有名ですね。そういえば僕の住んでいるところも花園という町名です。

11月11日(金) 日々
◆晴れたり曇ったり。louisarumb
サッカー日本代表はワールドカップ三次予選、タジキスタンを4-0で下した。まぁわかっていた結果とはいえ、アウェイで劣悪な環境に一抹の不安はあったね。元コンサの今野がいいところで先制点を取ってくれて楽になりました。この後の試合結果では予選突破が決まるのかな。いずれにしても日本はもうワールドカップにアジアの代表のひとつとして常に出なければならないチーム。気を抜くことなくやってほしい。チーム状態はまぁ可もなく不可もなくなのかな。誰が入ってもチーム力が落ちないところを目指してほしい。
◆本当に、心底、政治家という連中がイヤになってきた。いやそれは前からずっとそうなんだけど。どうしたらいいんだ。日本という国を守るために何をすればいいんだ。心底国会に乗り込んで自動小銃構えてドラム全弾撃ちつくしたいと思う(むろん、私は小説家なのでこれは文学的に高度な比喩です)。このまま日本はバカな連中に食い尽くされてしゃぶり尽くされて消えていく運命なのだろうか。それを止めようとする戦いは起こるのだろうか。明治、昭和初期に日本を訪れた外国人たちが驚嘆し賛美した〈穏やかで、美しく、清らかな心の持ち主たち〉だった日本人は消え行く運命なのか。
◆戦い忘れた人のためにサイボーグ戦士たちが来てくれないか。
◆写真は、ルイ・アームストロング『What a Wonderful World この素晴らしき世界』。知ってると思うけど、争いのない、ごく当たり前の普通の暮らしが、生活が、日常が、自然が、そこにあるというのはなんて素晴らしい世界なんだろうと歌っている。

11月12日(土) 日々
◆晴れたり曇ったり。life
コンサドーレ札幌は大分とホーム。2-0で勝利。ビッグチャンスを3回も外しもっと点を取れていた試合で結果的にそれが得失点差で3位浮上に結びつかなかった。今日を終えて2位鳥栖と3位4位の徳島・札幌は勝ち点差3。あと3試合。やはり1位のFC東京は別にして、2位3位争いは最終節までもつれこみそうな気配濃厚。しかしまぁとにかく負けた方が落ちるのだ。残り試合を全部勝つしかない。そういうメンタルのタフさをどこまで持っていけるか。それにしてもコンサドーレ、先制点を取ればこれで16戦(たしか)負けなし。ジンクスもここまで来れば凄い。
◆クーデターを起そう。無能な豚たちの集まりである政府を転覆させるのだ。よし、転覆させた。では、誰をこの日本のトップに置くのか? 政治家はダメだ。奴らは何もできない。まず北野武さんでいいよ。契約首相。年俸一億円で三年契約。そして後ろに控えさせるのは社長さんがいい。日本が世界に誇る様々な企業の(注:優良な日本企業ね)トップにまず集まってもらう。それから日本が世界に誇るクリエイターに集まってもらう。これで日本の頭脳と感性と顔が揃った。彼らに、この国の舵取りを任せる。それぐらいでいいんじゃないかもう。いいよそれで。北野武さんで不満だったら坂本龍一さん、中村勘三郎さん、村上春樹さんなどいいんじゃないでしょうか。
◆バレーの応援席にゴンがいた(^_^;)。来季は怪我を治して試合に出てくれよ。写真は名作映画『ライフ・イズ・ビューティフル』

11月15日(火) 東京1日目・2日目
◆東京は晴れ。暑い。triplaneb
◆毎年おなじみの時期にやってくる東京。何度も言うが、暑い。たまに訊かれるので答えますが、普段札幌近郊に住んでいるので、東京にいる編集者さんとは会えません。僕はたぶんほとんど打ち合わせを必要としない作家で(^_^;)、電話やメールで事足りると言えば足りるのですが連載を開始したり、書き下ろしの作品を書くのに編集者との打ち合わせはやはり重要です。編集さんが北海道まで来てくれる場合もありますが、僕が出版社のパーティに出るついでに一週間ほど滞在してそのときに打ち合わせをまとめてやってしまえばお互いに楽、というわけです。なので、東京に来ても遊びに行くわけではなく(^_^;)、ずっと打ち合わせをしています(インタビューがあればそのときに入れてもらいます)。当然締切りは待ってくれないので、部屋で仕事もします。なので、ホテルの周辺からほとんど動くことなく一週間が過ぎていきます。マジでどこにも遊びに行かないんですよー。
◆1日目は新潮社さんと朝日新聞出版さん。来年のお仕事もいただきました。がんばります。2日目は、仲良しになった北海道出身のバンドTRIPLANEのユースト番組にお邪魔した後、幻冬舎さんと一緒にソニーの電子出版関係でのインタビュー。お疲れさまでした、ありがとうございました。写真はTRIPLANEのCDシングル『雪のアスタリスク』
◆サッカー日本代表は北朝鮮で三次予選。まぁ消化試合だったしそして北朝鮮の勢いに押されて負けてしまったんだけど、初黒星がこういう形で良かったのではないかと。雨降って地固まるという感じに持っていけるんじゃないかと思うけど。

11月16日(水) 東京三日目
◆晴れたり曇ったり。tokyokoendvd
◆打ち合わせばかりなので特に日記に書くようなネタもないです。なので、来年の話でも。単行本化される予定なのは『Coffee blues』(実業之日本社)、『荻窪 シェアハウス小助川』(新潮社)、『東亰バンドワゴン 新作』(集英社)、『話虫干』(筑摩書房)、『キシャツー』(河出書房新社)。文庫化予定は『オール・マイ・ラビング 東亰バンドワゴン』(集英社)、『DOWN TOWN』(河出書房新社)、『キサトア』、『わたしとトムおじさん』(朝日新聞出版)、そして『HEARTBEAT』(東京創元社)。またまたたくさんですけどよろしくお願いします。
◆来年後半からの新しい連載も、講談社さん、東京創元社さん、朝日新聞出版さんなどが今のところ予定になっています。
◆というような話を昨日今日と打ち合わせして詰めたり決めたりしていたのです。
◆写真はDVD化される僕の小説が原作の映画
『東京公園』。見逃した方はぜひこちらのDVDでご覧ください。
◆散歩がない代わりにストレッチをしっかりする。普段の生活と同じサイクルで過ごす。ご飯もできるだけ同じようなものを食べる。東京にいる間に心掛けていること。何せもう若くないので勢いで乗り切れないからね(^_^;)。

11月17日(木) 東京4日目
◆晴れたり曇ったり。nakajimakouya
◆執筆と打ち合わせ以外何もしていないので相変わらずネタがない。東京に来て何人もの編集さんと会っているのだが、図らずも(打ち合わせ以外の)無駄話の中心はカレシができないとか結婚はどうなるとか何故男は浮気をするかとか過去の恋愛話とかおまえは恋愛カウンセラーかというぐらいそんな話をしていた(そういえばインタビューもあったんだけどそのときも何故か脱線してそんな話ばかりしていたがむろんその辺はインタビューには掲載されない)。まぁそれだけ僕の担当さんは女性が多いということなのだが。そう、毎日打ち合わせをしていると言っていますが一時間打ち合わせしたらその内50分ぐらいは無駄話です。ええそんなものです。
◆まぁそれだけこの季節は人恋しくなるということではないだろうか。そうか。違うか。
◆その中で男性編集者と話しているときに少年の頃に夢中になった漫画の話になったのだけど、そういえば小学校の頃夢中になって読んでいた少年漫画を振り返るということを全然していないことに気づいた。さてどんなものがあったかと考えたのだけど中々出てこない。少女漫画ならいくらでも出てくるのにどういうことだ、と。まだ深く考察していないのでいつか考えてみたい。
◆写真は中島みゆきさん『荒野より』。思えばこの人は日本でただひとり無人の荒野を行く女性シンガーではないだろうか。彼女の前に道はなく後ろに道が出来るが、彼女の後を追える人はいない。そんな気がする。

11月19日(土) 日々
◆東京も札幌も雨。
◆昨夜からサイト制作ソフトが挙動不審で日記の更新ができなかった。今これは奥の手で更新をしているわけだがこれが果たして今後上手くいくかどうかわからない。まずは、パーティでお会いした各担当編集の方々、お疲れさまでした。仕事がんばります。今回は京極夏彦さんが柴田錬三郎賞を受賞されたので、これはぜひともお祝いを言わなあかんと、パーティの席上で忙しくお話している京極さんにすすすっと近寄りご挨拶。twitter上では既にご挨拶していたので顔も覚えていてくださった(twitterすげぇ)。実は共通点が多くてメフィスト賞繋がりだったり同年代で同じ北海道出身で広告業界出身、さらには『必殺』フリークと(^_^;)。何より僕は京極さんの大ファンなのだ。今度じっくりお話させていただきたい。それと、どさくさにまぎれて宮部みゆきさんにもご挨拶してきました。ゆっくりお話できなかった皆様、今度またゆっくり。たまには北海道に遊びに来てください。
◆今回もたくさんお仕事をいただきました。本当にありがたい。僕は全然売れている作家じゃないのに皆さん仕事を依頼してくれる。その期待に応えなきゃならないと常々思っているんだけどなかなか。がんばります。

11月21日(月) 日々
◆データが崩壊してしまったりなんだりして、これ以上日記を自分のサイトで更新していくのが困難になってきた。いやちゃんと頑張ればできるんだけど、とにかく時間がかかるのだ。正直年末に向けてそんな時間はない。しかし15年間も続けてきた日記を何ヶ月も放ったらかすの悔しい。なので、暫定処置として日記だけをブログにしてみた。いかんせんレイアウトが自由にならないのは気になるのだがまぁそれはしょうがない。元々レイアウトなんかないようなサイトだったんだから。何はともあれ、しばらくやってみる。同時に、Facebookの公式もあることだし、サイトにあった本の紹介やプロフィールもFacebookを見てもらう形にしてみる。まぁとにかく執筆の合間を縫っていろいろ試行錯誤してみます。

11月22日(火) 日々
◆晴れたり雪が降ったり。一面の雪化粧の日。elekasi
◆そしてあっさり今まで通りに日記が復活したりする(^_^;)。いや実はolddiaryがほとんど復活していない。これはもうゆっくり時間を掛けてやるしかないのだ。日記もあのままブログでも支障はなかったんだけど、なんとかやってみたらこうしてどうにかなった。暫定復活。
◆復活したものの、いつも通りの日々なので特にネタはない。なんでもウルトラマンの新作映画でAKB48が7人ぐらいで地球防衛軍をやるとか。えーとね、いやいいんだ。時流に乗ってこそ通俗映画の本領発揮だろう。いいよいいよ7人といわず48人全員で地球防衛隊やってくれよ。観ないからさ。いや観てもいいんだけどさ。やるんなら、楽しいものを創ってくださいお願いします。
◆写真はエレファントカシマシの新譜『ワインディングロード /東京からまんまで宇宙』。
◆ネットやデジタル、僕がこのサイトを立ち上げたのは15年前だけど、そこから見てもものすごい勢いで進歩している(進化しているかどうかは見方によるだろうけど)。今後もいろんなものが出てくるだろう。生きてる間はこの日記を続けようと思うんだけど、はてさてどんな形で続けていくのがいいものか、ということをちょっと真剣に考える。15年も日記やってりゃ膨大なテキストデータがあるんだけど、それをどうするか、とかね。消してしまってもいいんだけどなぁ。この際だから全部チャラにしてしまうかとも思う。それも美学ではないかと。

11月24日(木) 日々
◆未明に相当すごい雷雨。beneking
◆朝方の4時ぐらいだったかなぁ。犬もうろうろして階段を上ったり下りたりつまづいて転げ落ちたり大変でした。
◆年末へ向けて既に死にそうになっている。毎年のことなのにきちんとできないのはどういうことだ。いやそれよりもなによりも死にそうになるぐらい仕事があるということはありがたい。いや死にませんけどね。大げさに言ってるんですけどね。
サッカー日本代表U-22はオリンピック予選をアウェイでバーレーンと。バーレーンのホームでの勢いに押された部分はあるものの、2-0でしっかり勝ち点3を確保。まずは何より。予選はとにかく勝ち点を確保することが大事。とはいえ、メンバーをA代表に取られたりしていつもサッカーは出来ていない印象があった。その辺の連携をさらに練り上げる事が急務かな。写真はベン・E・キング〈Dear Japan 上を向いて歩こう〉。ベン・E・キングが日本のために日本の歌を日本語で唄ってくれている。これがなかなかどうして味がある。
◆やっていけないことといいことも区別がつかない人間がいるのはどうしてなのか。ちゃんと親が教えないのか。そもそも親が知らないのか。ってことはその親の親が……と、ぐるぐる巡ってしまう。考えてみれば僕が子供の頃にもとんでもないことをする奴はいた。人間というものはそういうものなのかとあきらめるしかないのか。人間は産まれる時と死ぬ時に人様にいろいろと面倒掛けてしまうものなのだ。だからせめて生きている間は、自分の足で歩ける内は人様に迷惑掛けないように生きなきゃならない。どうしてそんな簡単なことがわからないのか。まぁ国を取り仕切ってる議員からして人に迷惑掛ける連中ばかりだしな。どうしようもないな。

11月26日(土) 日々
◆晴れたり曇ったり。yachigusa
コンサドーレ札幌はアウェイで湘南と戦い2-0で勝利。これで、最終戦まで昇格の望みを繋いだ。試合自体は湘南ペースに押されていたのだが、持ち前のDF力で何とか持ちこたえ点を取って逃げ切るという今シーズンの勝ちパターンに持ち込んだ。これまで中々点を取れなかった古田や宮澤が点を取ったのは最終戦に向けていい材料かも知れない。最終戦は2位、3位、4位が三つどもえの戦いになる。4位のコンサはとにかく勝つしかない。ここまで来たなら、あと一歩だった、じゃ悔しい。最終戦は1位で既に昇格を決めたFC東京。モチベーションの差は明らかだろうけど、実力の差もある。でも、頑張れ。
◆写真は写真集『八千草薫』(文藝春秋)。昭和の時代の貴重な資料写真ともなるし、品の良いおばあちゃんでしか八千草さんを知らない若い世代には驚きの写真集だろう。こんなにもキレイでキュートな女優さんだったんだよ(とはいえ僕も品の良いお母さん、の時代からしか知らないんだけど)。
◆昔は良かった、なんて言わないけどさ、でも確実に昔の方が日本人たちには品があったように思う。それはやっぱり教育の力もあったんじゃないか。男女平等に異を唱えるわけではなく、男は男らしく、女は女らしくという概念は立派にその役割を果たしていたと思う。清く正しく美しくとか、紳士たれ、とか、決して間違った思想じゃないよね。

11月27日(日) 日々
◆曇り。小雨が振ったり。shiranukaono
◆連日サッカーの話題ばかりだけどそれしか生活に変化がないんだ(^_^;)。J2は2位と3位の直接対決の結果、コンサドーレ札幌は得失点差で3位に浮上。鳥栖は苦節14年で初のJ1昇格をほぼ決めた。おめでとう! そしてコンサはまぁとにかく勝つしかない。引き分けや負けでも4位の徳島次第で昇格はできるんだけど、とにかく勝とう。
サッカー日本代表U-22はオリンピック予選をホームでシリアと。2-1で冷や汗の勝利。どうも実力差は確かにあって日本の方が上なんだけど、中東勢の勢いにやられる試合が続く。まぁそれでも勝つんだからいいんだけど、チェンジ・オブ・ペースとか、そういう試合をコントロールできるようにならないとこの先キツイだろうな。それと、もっとシュート練習しろ。せめて枠内に飛ばせるように。
◆写真は〈必殺DVDマガジン 仕事人ファイル3 知らぬ顔の半兵衛〉。『必殺シリーズ』の中でも最高傑作との声も高い『必殺必中仕事屋稼業』の主人公、緒形拳さん演じる〈知らぬ顔の半兵衛〉。何度も言ってるけど僕は緒形拳さんの大ファン。もうその新しい作品を観る事が出来ないのが本当に淋しい。
◆大阪の選挙は結果が出たらしい。橋下氏陣営の大勝利らしい。もちろん大阪府民じゃないのであれなんですが、はるか北の地よりこれからの大阪がどう変わるのか注目しております。
◆北海道にも改革が必要だと思う。フロンティアの地とかカッコいいこと言いながらも実はお上のいいなりに発展してきた土地柄なんでね。あえて逆らおうなんて考える人はあんまりいないと思うんですけど(^_^;)。いざというときには中央を切り捨てて独立してもいいと思うんですよ北海道。たぶん気候的にも10年20年後には日本でいちばん気持ち良い土地になってますよ。

11月29日(火) 日々
◆曇ったり晴れたり。雪はまったくないですよ。usagidrop
◆年末を心安らかに過ごすために必死で書いている毎日なのだがそりゃあ進まないときもある。ゼルダの新作が届いて心が揺らぐときもある。いやその前に封も切ってないDVDやゲームが山ほどある。映画はまだそうでもないんだけどゲームをやろうと思ってもどうしても「そんなことやってていいのか」と頭の隅っこから声がして罪悪感が山のように押し寄せてくる。理想は締切りがまったくない毎日で思う存分ゲームをすることだがそれにはtotoで六億円当てるしかない。
◆僕は右でも左でもない。真ん中だ。望むものは自由、願うものは平和。キイハンターですね? と判った人は40代後半以上確定。だから、どんな人でも方法でも構わない。自由と平和を実現させてくれ。もちろん日本だけじゃない。世界平和だ。
◆写真は映画『うさぎドロップ』。原作漫画のオチにかなりの賛否両論があったようだ。漫画に現実の感覚を当て嵌めすぎるのは好きじゃないけど、男で子持ちの、つまり主人公であるダイキチの気持ちを理解できる立場の人間としての意見は(以下原作漫画のネタバレなので白文字にして隠します。読みたい人はマウスでなぞってね)、あのオチは漫画としては受け入れられる。むろん現実であればしかも善人であればあるほどもっとすごい葛藤はあるだろうけれど、所詮男は男なのだ。幼稚園の子供を引き取って自分の娘として育てたとしても、美しく育ったその子に〈女〉を感じることはできる。嫌悪を感じる人はいるだろうけど、たぶん、男なら理解できる感覚だと思う。ロリコンとかそんな下衆の勘ぐりは抜きにして、だ。男の本能としての話(ただし現実問題としてダイキチのような性格の男が、彼女を本当の意味で抱けるかどうかは難しいと思うが)。